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乳がん治療新時代へ

監修●渡辺 亨 浜松オンコロジーセンター院長
取材・文●伊波達也

進化を続ける乳がん治療。分子標的薬の登場からサブタイプ別の個別治療など最近の流れは速い。6月末に開催された日本の乳がん医療者が1年に1回、一堂に会する「日本乳癌学会学術総会」の会長を務めた浜松オンコロジーセンター院長の渡辺亨さんに今後の展望を聞いた。

HER2陽性乳がん治療薬「パージェタ」の可能性

監修●堀口 淳 群馬大学大学院臓器病態外科学准教授
取材・文●伊波達也

ハーセプチンの登場によって、HER2陽性乳がんの治療効果が大きく前進してから十数年、このタイプの乳がん治療をさらに大きく飛躍させる新薬が登場した。HER2陽性切除不能・再発乳がんの治療薬として2013年6月に承認された新薬「パージェタ」だ。どのような治療薬なのか? その効果は? 期待の新薬の全貌を紹介する。

術後ホルモン療法 サンアントニオ乳がんシンポジウム2012発表

監修●津川浩一郎 聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科教授
取材・文●町口 充

ホルモン受容体陽性の乳がんではホルモン療法が有効だが、術後補助療法の標準治療であるタモキシフェン5年服用を10年間に延長すると、再発と乳がんによる死亡リスクが低下することが指摘されている。

最新放射線治療 ザンクトガレン国際乳がん会議2013で発表

監修●鹿間直人 埼玉医科大学国際医療センター放射線腫瘍科教授
取材・文●半沢裕子

2年に1回、主に早期乳がんの治療指針が示されるザンクトガレン国際乳がん会議。その第13回会議が開催され、最終日のコンセンサス会議では放射線治療に対しても、現時点での「評価」が行われた。その内容を盛り込みながら、最新放射線治療について紹介しよう。

診療ガイドラインの最新版に新たに加えられた骨転移に対する最新治療

監修●中村清吾 昭和大学医学部乳腺外科教授/昭和大学病院ブレストセンター長
取材・文●柄川昭彦

治療法の進歩によって、進行再発乳がんの生存期間は大幅に延長し、慢性疾患としての治療が必要になっている。そこで問題となるのが骨転移である。乳がんは骨に転移しやすく、骨折や疼痛などが生じると、QOLは急速に低下していく。骨転移による骨病変をうまくコントロールする治療が求められている。

遺伝子検査 無駄な治療、副作用、費用はカットできる!

監修●山内英子 聖路加国際病院ブレストセンター長・乳腺外科部長
取材・文●柄川昭彦

個別化が進む乳がん治療だが、がん細胞の遺伝子を知ることで、より合理的な治療選択が可能になっている。日本ではまだ普及には遠いが、海外では一般的な乳がんの遺伝子検査。その実際とは――。

特別インタビュー 米国腫瘍内科医 アンドリュー・サイドマン博士に聞く

話し手●アンドリュー・サイドマン博士
聞き手●「がんサポート」編集部

米国の有名女優が、がん予防のために乳腺を切除して乳房を再建するというニュースが話題を呼んだ。米国での乳がん治療現場はどのように動いているのか。「日本乳がんリーダーズフォーラム」のために来日した、がん治療の世界的権威・腫瘍内科医アンドリュー・サイドマン博士に聞いた。

乳がんコホート研究 曖昧な情報ではなく研究結果に基づく生活習慣を

監修●山本精一郎 国立がん研究センターがん予防・検診研究センター保健政策研究部部長
監修●溝田友里 国立がん研究センターがん予防・検診研究センター保健政策研究部予防・検診普及研究室室長
取材・文●柄川昭彦

再発を気にして、食事をはじめとした生活の制限をしている乳がん患者さんは少なくない。しかし、再発予防の情報にはっきりとしたエビデンスがあるものはほとんどないのが現状だ。患者さんが生活習慣を考えるうえでのポイントとは――。

乳がんの食事

監修●高嶋浩子 国立がん研究センター中央病院栄養管理室
取材・文●山下青史

副作用の症状のために食事が摂りにくかったり、調理が困難といった悩みを抱える乳がん患者さんは少なくない。また、乳がんと食べ物・栄養の関連について、巷ではさまざまな情報が溢れ、どのように食事をしたらよいのか戸惑う患者さんも多い。乳がん患者さんの食事に対する基本的な考え方とはどのようなものだろうか。
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