アロマセラピスト・長谷川記子の心を癒すアロマ教室 10

レモン

長谷川 記子 アロマセラピスト
発行:2014年8月
更新:2014年11月

  

はせがわ のりこ 薬剤師、アロマ・ハーブ・サプリメントコンサルタント(有)チェリッシュ・インターナショナル代表取締役 星薬科大学薬学部卒業。大学時代より皮膚科学や予防医学、香りの研究を始める。医療・介護分野でQOL向上のためのアロマとハーブの普及活動を行う。日本緩和医療薬学会評議員 、国際個別化医療学会評議員、日本メディカル・アロマテラピー学会員 、日本赤十字社医療センターアロマテラピー研究会専任講師、聖徳大学生涯学習講師(ハーブ&アロマテラピー)
カウンセリング受付先
eメールアドレス cherish-int@nifty.com
FAX. 047-348-2352
アベ腫瘍内科クリニック
TEL. 03-6380-8031

フレッシュでさわやかなレモンの香りは、心身のストレスを和らげ、気分を明るくスッキリさせます。室内芳香浴での抗菌と浄化にとても役立ちます。

・成分:リモネン、シトラール、ピネンなど
・作用:消化器系強壮、抗菌、抗うつ、血流促進

アロマのこころ
レモンは誰もが好きな香りの1つです。心身の浄化をはかり、リフレッシュさせてくれる香り。心身の衰弱した病床時に、「生きる気力」を無意識のうちに蘇らせてくれる香りです。「太陽の恵み」の香りの代表的な1つ――それがレモンの香りです

レモンは心身ともにリフレッシュしたいときに用いる代表的な香りです。患者さんにとって、病室の中での1日の生活は、最良の治療の選択をした上の経過途中でも、時折心がよどむことがあります。患者さんや介護する家族が、つらく先の見えない心持ちになるときにも、レモンの香りはすばらしい効力を発します。

室内芳香やティッシュに微量に香らせるだけで、このレモンの香りは気分がすっきりとして、幸せで元気な心持ちをもたらします。レモンはオレンジやベルガモットと同様にリモネンを含み、ストレスに負けない心身を蘇らせてくれます。

膵がん治療中の50代B氏のご夫婦はともに今後の経過についての心配や不安から、精神的にもとてもつらそうでした。奥様と一緒に来院されたときに、「室内芳香器にレモンの香りを入れて楽しんでみませんか」と紹介しました。

奥様は朝晩15分2回ほど、部屋に天然のレモンの香りを漂わせました。「主人の食欲も少し戻り、元気になったようです」と奥様が少し不思議そうに嬉しい報告をしてくださいました。また、食事が摂れない患者さんについて、「レモンの香りで唾液が口の中を潤してくれた」と、家族の表情に笑顔が戻ったこともあります。レモンの酸っぱい香りのおかげです。

室内で香りを楽しむ……心身をリフレッシュ

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