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手術と抗がん剤で乗り切ろう!
卵巣がん丸わかり完全図解

監修:礒西成治 東京慈恵会医科大学大学院産婦人科学教授
取材・文:「がんサポート」編集部
発行:2012年2月
更新:2013年4月

  

礒西成治さん
婦人科がんに詳しい
礒西成治さん

卵巣がんは、早期発見が難しく、女性のがんのうち最も死亡率の高いがんですが、治療では手術後の化学療法が効果をよく発揮します。
卵巣がんが疑われたら、まずどのような検査をして、治療経過はどのようになるのでしょうか。基本から解説します。

Q 卵巣って、どんな臓器?

卵巣って、どんな臓器?

子宮の左右に1 つずつある親指大の器官です。

卵胞は成熟して卵子になると、卵らんかんさい管采から卵管に導かれます。また、卵巣には、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンを分泌し、月経や妊娠、出産にかかわる働きを担っています。

Q 卵巣って、どんな種類があるの?

卵巣がんって?どんな種類があるの?

(日本婦人科腫瘍学会編『患者さんとご家族のため子宮頸がん・子宮体がん卵巣がん治療ガイドラインの解説』より一部改変)

卵巣にできる腫瘍の85パーセントは良性腫瘍です。腫瘍は発生する組織によって、左のような3種類に大別され、それぞれに、「良性」「悪性」の腫瘍(がん)と、良性と悪性の中間的な性格をもつ「境界悪性」の腫瘍があります。卵巣がんの約9割は、卵巣の表面を覆う表層上皮にできます。

Q 自覚症状は?

自覚症状は?

卵巣の腫瘍は、良性・悪性にかかわらず、卵巣が多少腫れている程度で自覚症状がまったくありません。そのうえ、進行が早く、がん細胞が直接おなかの中に広がりやすいので、腹膜や肝臓、胃、胸膜などに転移し、気がついたときには転移による症状が出ていることもあります。

Q 卵巣がんの検査は?

手術の前には、さまざまな検査を行います。

卵巣がんの検査は?


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