アロマセラピスト・長谷川記子の心を癒すアロマ教室 3

ユーカリ

長谷川 記子 アロマセラピスト
発行:2014年1月
更新:2014年5月

  

はせがわ のりこ 薬剤師、アロマ・ハーブ・サプリメントコンサルタント(有)チェリッシュ・インターナショナル代表取締役 星薬科大学薬学部卒業。大学時代より皮膚科学や予防医学、香りの研究を始める。医療・介護分野でQOL向上のためのアロマとハーブの普及活動を行う。日本緩和医療薬学会評議員 、国際個別化医療学会評議員、日本メディカル・アロマテラピー学会員 、日本赤十字社医療センターアロマテラピー研究会専任講師、聖徳大学生涯学習講師(ハーブ&アロマテラピー)
カウンセリング受付先
eメールアドレス cherish-int@nifty.com
FAX. 047-348-2352
アベ腫瘍内科クリニック
TEL. 03-6380-8031

ユーカリは、スーッとした爽やかな香りです。1792年にオーストラリアで発見されました。その旺盛な生命力溢れる木は、湿った土地を乾かし、浄めます。ユーカリの香りは、心身の疲労回復、抗菌、抗ウイルス、去痰、むくみ除去に効果的です。

アロマのこころ
もし地球が人間に語るとしたら、植物の香りを通して話をしているのかも知れません。がんを患ったとき、心が湿ったままの状態で、全く、先が読めず、未来が不安で、外からも恐怖で囲まれたような硬直したときに、そう、自分ではどうしようもない疲労感や無力感が来たとき、ユーカリの香りは、語るでしょう。「大地に根ざして、どんなことがあっても生き抜きなさい。寿命は天が決めてます。心配しなくていいです。私が、香りで包んで守ってあげますよーー」

がん患者の方や、介護する方々にとって、病と向き合うときの流れの中で、自分ではどうしようもない、心身の疲労感にうちひしがれることがあります。

ユーカリはこうしたときに、側に置くと、活力の回復と、溜め込んだ暗い感情の浄化のために働いてくれる香りです。

肺がんを患い、自分の寂しい、悲しい感情をずっと心の奥に閉じ込めていた50 代のA 子さん。彼女がアロマカウンセリングのとき、ポツンポツンと自分の発病前からの家庭の事情を打ち明けてくれました。

夫婦間のコミュニケーションが取れず、夫は仕事で家族のために時間さえ割くことができない多忙な方でした。孤独で寂しい中、内向的な彼女は、子育てを終える頃には、友人もなく、昼はひとりで過ごすことが多かったそうです。結婚前は明るかった性格も、次第に暗くなり、いつのまにか、ひとりぼっちの空間に閉じ籠り、生きる気力が湧いてこない日々を送っていた頃、がんを発症しました。

ユーカリは大地にたくましく根を張り、大自然の中で生き抜く力を持つ木です。その木の葉からは、虫やカビや、菌を寄せつけない香りを放ち、自らの周囲を取り巻く空気を浄化します。地球の進化の過程で、ユーカリはその土地や気候に合わせ、600 種以上に変化した種を持ち、鼻にスーッとする香りが強い「ユーカリ・グロブルス」や、レモンに似た香りの「ユーカリ・シトリオドラ」、柔らかい香りで刺激の少ない「ユーカリ・ラジアータ」などがあります。

その中で「ユーカリ・ラジアータ」については、マイルドな優しい香りなので、免疫力の低下したがん患者の室内芳香に向いています。がんを患うと、自分自身のみでなく、介護する方や家族の免疫力の低下も心が痛みます。治療中の心身の疲れや、再発への不安で思い悩むときに、思わぬ風邪やインフルエンザにかかってしまう恐れもあります。

こうした事態を防ぐために、病中、病後はとくに自分の居住空間を見直すことが必要です。湿って寒すぎたり暑すぎたりする環境を避けて、室内の空気を浄化し、ユーカリの香りの芳香浴をとり入れることは、呼吸器系の感染予防にもなるのです。森林浴のほのかな香り、ユーカリは、すっきりしない気分からも解放されて、心身のリフレッシュと、むくみを除き、肩こりや筋肉痛にも効果的です。

ブレンドレシピ

(注意)
ユーカリ油は、刺激が強いので、芳香器に説明書に書いてある指示量の滴数以上入れないこと、
ユーカリ油は、ぜんそくやてんかんのある人には使用を控える

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