1. ホーム > 
  2. がん相談 > 
  3. 乳がん > 
  4. 乳がん
 

SBRTでの治療は有効か

回答者●上野貴史
板橋中央総合病院乳腺外科医長
発行:2021年1月
更新:2021年1月

  

2014年10月、病院で検査したところ、リンパ節に2カ所転移があり、乳がんステージⅡaと診断され、全摘術を受けました。2018年5月、骨転移(腰椎1カ所)と診断され、ランマーク、ホルモン薬、分子標的薬で治療。

2018年8月、肺転移の疑いで右上葉切除術を受けました。結果は原発の肺腺がんとの診断で、治療は切除のみで終了。

2019年、腰痛でIMRT療法を受けましたが、胃腸障害などが酷く、5回で中止してもらいました。

2020年8月、右顎の顎骨壊死(がっこつえし)により手術を受け、ランマークの注射は中止していました。最近ランマークの治療を再開したせいか、顎骨壊死の痛みがまたぶり返しています。

上記の治療経過で、転移が5つ以内であり、SBRTでの治療は有効でしょうか。

(43歳 女性 千葉県)

乳がんでの多発骨転移の場合、SBRT照射メリットは証明されてない

板橋中央総合病院
乳腺外科医長の上野貴史さん

SBRTとは、体幹部定位放射線治療といって多くの放射線をがん腫瘍にピンポイントで照射することが可能なため、治療効果が高く副作用が少ないことが特徴です。しかし、乳がんでの多発骨転移がある場合の治療は根治を目指すことではないので、通常の放射線治療を行なうのが標準で、わざわざSBRTを照射するメリットについてはいまのところ証明されていません。

転移が5つ以内という意味がよくわかりませんが、いま現在の転移が腰椎1カ所だけで、再度照射をしたいという場合ならば、緩和照射ではなく根治照射としてSBRTを考えてもいいでしょう。ただあくまで実験的治療になります。

同じカテゴリーの最新記事

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート9月 掲載記事更新!