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口内炎がひどく、食べ物が飲み込めない。軽減する方法は?

回答者:上野 貴史
板橋中央総合病院 外科医師
発行:2010年2月
更新:2014年1月

  

乳がんの治療で、抗がん剤の注射、エンドキサン(一般名シクロホスファミド)とアドリアシン(一般名塩酸ドキソルビシン)を受けています。口内炎がひどく、のどの入り口にもでき、夜中に唾液が飲み込めず、ひと晩中、苦しんだこともあります。今も、食べ物が思うように飲み込めない状態です。塗布薬のケナログを塗っていますが、よくなりません。ほかにも倦怠感、息切れ、吐き気、脱毛などが起きています。これらの副作用を改善する方法を教えてください。

(山形県 女性 68歳)

A ある程度予防可能。できたら、局所麻酔薬で疼痛軽減を

抗がん剤投与中に氷をなめて、口の中を冷やすことで、口内炎ができるのをある程度防ぐことができます。また、口腔内を清潔に保ち、2次感染を防ぐことが大事で、イソジンガーグルなどでうがいを定期的におこなうことが薦められます。

これらの予防対策にもかかわらず口内炎がおきてしまったら、局所麻酔薬を含む液を使用して、疼痛の軽減をはかる対症療法をおこないます。

倦怠感などの副作用は、残念ながら、抗がん剤治療にはついてまわります。あまりにひどい場合は、主治医に相談し、最終的には、抗がん剤治療を続けるかどうか、ご自身で判断することになります。髪の毛は、治療が終わると生えてきます。完全脱毛した場合でも、約1年で元通りになります。

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