1. ホーム > 
  2. がん相談 > 
  3. 乳がん > 
  4. 乳がん
 

放射線治療により皮膚に痛みが。対処法は

回答者:岩瀬 哲
キャンサーネットジャパン 科学ディレクター
発行:2005年8月
更新:2013年11月

  

右乳房温存手術を受けました。リンパ節転移はありませんでした。現在、放射線による治療を受けていますが、傷口、乳首の周辺が赤黒く変色し、触ってみると硬くてごつごつした感触になっています。乳首が衣服にこすれると、ひりひりしてとても痛みます。この痛みと変色は治療が終わると治るのでしょうか。有効な薬などはありませんか。

(神奈川県 女性 35歳)

A ローションが有効。炎症は治療後半年ほどで治まる

放射線を照射すると、治療中に皮膚炎の症状が現れます。この放射線皮膚炎の症状は、人によって、かなり差があります。ほんのりと赤くなる人から赤黒く変色する人まで、さまざまです。あなたの場合、症状がかなり強く出たほうだと思います。

治療法は日焼けの場合と同じです。皮膚炎の症状が出たときから、リンデロンVGローション(一般名リンデロンVG)を塗布することが勧められます。このほか、皮膚炎を起こした場所を冷やすのも有効です。

また、皮膚炎の症状と治療効果とはまったく関係がありません。ご心配なさらないでください。炎症のあと(日焼けのようなあと)は放射線の治療が終わってから6カ月ほどですっかり消えます。

同じカテゴリーの最新記事

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート4月 掲載記事更新!