1. ホーム > 
  2. がん相談 > 
  3. 乳がん > 
  4. 乳がん
 

ゲップを止める方法はないか

回答者:猿丸 修平
ブレストクリニック築地 院長
発行:2012年5月
更新:2013年11月

  

6年前に、左乳房にがんがみつかり全摘手術を受けました。術後から ゾメタ(点滴)、ゾラデックス(注射)、タスオミン(服用)の3種類の薬で治療を続けています。1年ぐらい前からゲップが出るようになり、主治医から半夏厚朴湯を処方され、2カ月間のみましたが、効果がありませんでした。主治医に伝えたら、胃に異常がないか調べてみるように言われ検査をしました。しかし、異常はないと言われ、ガスター10を処方され飲みましたが、やはり効果はありませんでした。次に主治医からデパスを処方してもらいましたが、半月くらいは効きましたが、だんだん効かなくなってしまい、現在は飲んでいません。ゲップが頻繁に出てくるので、出なくなるいい方法を教えていただけないでしょうか。

(東京都 女性 44歳)

A 薬の副作用でなく、転移が疑われる

ゾメタ、ゾラデックス、タスオミンをこれまで6年も継続してきて、途中からそれらの副作用でゲップが出始めるということは、通常あまり考えられません。

従って、薬の副作用が原因というよりも、乳がんがどこかの部位に転移を起こしていて、それによりゲップがでていることが考えられます。

胃は検査されたそうですが、がんの肝臓への転移や、がん性腹膜炎としてお腹全体に広がることがあります。このような場合に、ゲップがでることもあります。

どこかに転移が起こっていないか、また転移の状態が進行していないかを、まずは病院へ行き、CT検査などで診てもらってください。

ゾメタ=一般名ゾレドロン酸 ゾラデックス=一般名ゴセレリン酢酸塩 タスオミン=一般名タモキシフェンクエン酸塩 デパス=一般名エチゾラム

同じカテゴリーの最新記事

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート11月 掲載記事更新!