子宮頸がん後、セックスするにあたっての注意は

回答者●織田克利
東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座生殖腫瘍学准教授
発行:2019年10月
更新:2019年10月

  

11年前に子宮頸がんステージⅠaになりました。ご相談ですが、再発が怖くて11年間セックスはしていませんが、最近彼氏ができました。セックスをするにあたって気をつけなくてはいけないことはありますか。例えば唾液がダメだとか?

(43歳 女性 埼玉県)

セックスすることで再発することはありません

東京大学大学院医学系研究科
産婦人科学講座生殖腫瘍学准教授の
織田克利さん

まず、再発が怖くて11年間、セックスをしていないとのことですが、セックスすることで再発することはありません。

ステージⅠaで32歳の手術なので、円錐切除だけで子宮を温存する手術を選択されたかも知れません。それなら何ら問題はありません。

もし、子宮摘出をした場合でも単純子宮全摘術であれば、ほぼ問題なく性交渉も可能です。

長期間経過していることからも、セックスすることで傷口が開くといったことも考えなくてよいと思います。

なお、膣壁を一部切除するような大きな手術(準広汎子宮全摘や広汎子宮全摘術)、もしくは、卵巣を両側とも摘出する手術を受けられている場合(術後に更年期の症状が出た場合)には影響があるかもしれません。どのような手術を受けられているのかご確認ください。

11年間まったく性交渉していないということですので、とくに卵巣を摘出されている場合には、膣が委縮していて、性交痛等の影響が出やすくなります。

また、長期的に性交がない状態から性交をすれば、心理的にも緊張があるでしょうし、場合によっては痛みが気になるかもしれません。ですから様子を見ながら徐々に慣らしていくことをお勧めします。唾液のことも含めてセックスをするにあたって、とくにこれといったタブーはありません。

同じカテゴリーの最新記事

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート9月 掲載記事更新!