2回の食道がん。なりやすいタイプなのか

回答者・出江洋介
がん・感染症センター都立駒込病院食道外科部長
発行:2015年11月
更新:2016年2月

  

会社の健康診断で、食道がんが発見されました。幸い早期だったので、内視鏡による切除術を受け、その後も問題なく過ごしました。ところが2年後、会社の健康診断でまた食道がんと診断され、再び内視鏡による切除術を受けました。

主治医から2年前のがんと今回のがんは関係ないと言われましたが、私は食道がんになりやすいということでしょうか。とくに気をつけることがありましたら教えてください。

(61歳 男性 埼玉県)

禁煙、過度の飲酒は避けるなど生活習慣の見直しを

都立駒込病院食道外科部長の
出江洋介さん

食道がんは多発しやすいという特徴があります。食道は下咽頭から胃に至る24cmくらいの長さの筒状の臓器で、食道がんはその粘膜のあちこちに発生することがあります。ですから、食道がんのリスクファクターである飲酒、喫煙の習慣、熱いお茶や辛いものが好きな方は、食道という食道がんの発生母地がある限り、治療をしても、再度がんができる可能性があります。

また、アルデヒド脱水素酵素2という酵素が少ない人(お酒を飲んだとき顔が赤くなりやすく「フラッシャー」と言われるタイプ)は、食道がんになりやすいことがわかっています。

相談者のように、食道がんの内視鏡治療を繰り返し受ける患者さんは珍しくありません。禁煙、過度の飲酒は止める、偏った食事を改めるなど、ご自身の生活習慣を見直すことをお勧めします。

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