上あごの潰瘍が治らない

回答者・岸本誠司
亀田総合病院頭頸部外科部長
発行:2014年8月
更新:2014年11月

  

2カ月ほど前から上あごに潰瘍状のできものができて、治りません。痛いです。がんでは、と心配になりました。どのような検査、治療があるのでしょうか。

(40歳 女性 東京都)

がんか難治性潰瘍 まずは組織検査を

亀田総合病院頭頸部外科部長の
岸本誠司さん

口腔内の潰瘍はいろいろな原因で発生します。すぐ治るのは、浅い潰瘍である口内炎(アフタ)です。

2カ月となると治りにくい潰瘍ですね。難治性潰瘍やがんが考えられます。盛り上がっていれば、がんの危険があります。耳鼻咽喉科、頭頸部外科、歯科口腔外科を受診して、検査をすることをお勧めします。

検査は、潰瘍をこすって、こぼれ落ちた細胞を検査する細胞診と潰瘍の一部を切り取って調べる生検があります。どちらかを行って、悪性という結果が出れば、がんです。がんとの診断が出れば、CTやMRIで大きさや広がり具合を調べます。

難治性潰瘍は、炎症や特殊な菌が原因となります。ステロイドなどの薬で治療することになります。

がんの治療ですが、上あごにがんができた場合は手術が主体になります。初期ならば、局所だけの手術で終わることもあるし、大きく顔の骨を取ることもありえます。手術が大きくなると食事や会話などにも影響しますので、早期治療が大切です。

CT=コンピュータ断層撮影 MRI=磁気共鳴画像

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