口腔白板症と診断。がんに移行しないか

回答者:林 隆一
国立がん研究センター東病院 頭頸部外科・外来部長
発行:2010年5月
更新:2013年11月

  

口腔白板症と診断され「様子を見ましょう」と言われました。しかし、とても不安です。がんに移行することはないのでしょうか。このまま様子を見ているだけで大丈夫でしょうか。

(北海道 女性 56歳)

A がんに移行することもある。定期検査は必要

口腔白板症は前がん病変ともいわれ、データによるばらつきはありますが、だいたい5~10パーセントはがん化すると考えられています。今、がんでなくても、治療しないで放っておくと、がんになる可能性もある病気といえます。したがって、切除による機能的な問題がなければ口腔白板症の治療とがんの検査の2つの意味から、病巣の切除を受けられるのも選択肢の1つといえます。

ご相談者の場合、主治医はおそらく、定期的に診察をして、所見や症状に変化が見られた場合に病巣の切除を考えているのではないかと推察します。たとえば、痛みの症状が出るようになった、辛いものや酸っぱいものでしみるようになった、あるいは、潰瘍ができているなどといったことです。

こうした変化が起こるということは、病変の悪性化が疑われます。変化を見落とさないためにも、2~3カ月に1回程度の定期検査は受けたほうがよいでしょう。

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