中咽頭がんの肺転移。どのような治療を受けたらよいか

回答者:林 隆一
国立がん研究センター東病院 頭頸部外科・外来部長
発行:2009年10月
更新:2013年11月

  

3年前、病院の検査で、のどの一部の中咽頭にがんが見つかりました。手術をすると声を失うとのことで、放射線と抗がん剤を併用する治療を受けました。がんは、いったん消えました。ところが、最近、両肺に腫瘍が見つかりました。中咽頭がんの肺転移のようです。今度は、どのような治療を受けたらよいでしょうか。

(鹿児島県 男性 58歳)

A 一般的には両肺に転移がある場合、抗がん剤治療が行われる

中咽頭がんの両肺への転移とのことですが、両肺に1個ずつなら、手術の可能性もありますが、一般的には、両肺に転移がある場合は、抗がん剤治療が行われます。

シスプラチン(一般名)を中心にした、多剤併用療法を行います。

一般的には、シスプラチンと5-FU(一般名フルオロウラシル)の2剤併用療法が行われています。最近は、シスプラチンと5-FUにタキソテール(一般名ドセタキセル)を加えた3剤併用療法の有効性が報告されています。5-FUを改良した経口剤のTS-1(一般名テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム)に切り替えて、シスプラチンとTS-1、タキソテールの3剤併用を行っている施設もあり、よい治療成績が報告されています。

中咽頭がんは、抗がん剤の効果がよいことも多く、合併症などの問題がなければ考えてみてはいかがでしょうか。

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