ステージ1~2の中咽頭がんに。放射線治療で大丈夫か

回答者:林 隆一
国立がん研究センター東病院 頭頸科医長
発行:2007年4月
更新:2013年11月

  

ステージ1~2の中咽頭がんと診断され、放射線治療を受ける予定です。がんができた場所は、中咽頭の扁桃腺の周囲だと告げられました。このような場合、摘出手術を受けず、放射線を照射するだけで本当に大丈夫なのでしょうか。仮に手術を受けたとしたら、どのような機能の障害が予想されるのでしょうか。教えてください。

(静岡県 男性 49歳)

A 中咽頭がんの扁桃がんには、放射線治療が効果的

ステージ1~2の中咽頭がんの一般的な治療は放射線治療です。なかでも、中咽頭がんの中の扁桃がんでは、放射線治療が一般的な治療です。ご相談者のがんは、中咽頭の扁桃腺の周囲にあるということですから、扁桃がんだと推測します。その場合は手術でなく放射線治療を選択されて、問題ないと思います。

ただし、放射線治療には、唾液の分泌障害による口渇(口が渇くこと)、皮膚の色素沈着、粘膜炎、場合によっては骨髄炎などの副作用や後遺症が起こることがあります。

ステージと49歳という比較的若い年齢を考え合わせると、手術を受ける選択もありうると思います。ステージを考えると、比較的小さな手術ですむと予想されるので、手術後の機能障害はそれほど心配される必要はないでしょう。

繰り返しますが、ステージ1~2の扁桃がんの治療法は一般的には放射線治療です。しかし、後遺症が心配な場合などは、手術を選択されてもよいと思います。

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