下歯肉がんの治療は?

回答者:林 隆一
国立がん研究センター東病院 頭頸部腫瘍科形成外科科長
発行:2012年5月
更新:2013年11月

  

先日、虫歯の治療で通っている歯科医に、口の中に気になるものがあると言われ、より正確な検査を受けました。結果、初期の下歯肉がんと診断され、手術による治療を提案されました。ただし、手術は、歯科医師による歯の治療が終わってからとのことです。私としては腫瘍が大きくなる前に一刻も早く治療を始めたいのですが、この流れで宜しいでしょうか?

(群馬県 女性 62歳)

A 手術が中心。オーラルケアも

口腔内にできる腫瘍の治療は原則的に手術が中心となります。手術を行う際には歯垢を除去するなどのオーラルケアを行うことで術後の合併症が少なくなることが報告されています。

手術日が決まったら、掛かりつけの歯科医師に日程をきちんと伝え、それにあわせて適切なオーラルケアを行いましょう。もし、口腔内にばい菌があると、手術後の感染の原因となります。

また、放射線による治療を行う場合は、放射線の照射部位によっては治療前に抜歯をすることがあります。これは顎骨の骨髄炎を予防するために行う処置です。どちらも主治医である頭頸科の医師と掛かりつけの歯科医師ときちんと相談し治療を行いましょう。

同じカテゴリーの最新記事

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート6月 掲載記事更新!