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森川那智子のゆるるんヨガdeほっ! ゆるゆるセルフケア 118

秋は月がきれいだから、月あかりでヨガを <ネコひねりのポーズ>

森川那智子 こころとからだクリニカセンター所長
発行:2017年10月
更新:2017年10月

  

もりかわ なちこ こころとからだクリニカセンター所長。カウンセラー・ヨガ指導家。心療内科と提携し、カウンセリングを中心に、ヨガ、リラクセーション、瞑想を取り入れた療法で、心と体のサポートに取り組む。『なんにもしたくない!』(すばる舎)『リラックスヨガ』(成美堂出版)など著書多数。近著に『心がラクがずっと続くヒント』(青春出版社)

月はどっちに出ているのか、街中をうろうろしてしまう中秋の名月の夕べ。満月は日が沈むと同時に、東の空に昇ってきます。今いる場所からどっちの方向が東か、今はスマホで簡単にわかるのですね。それでもうろうろしてしまうのは、東に大きなビルがあったり、明るすぎる街灯が邪魔だったり、なかなか穏やかに月が見られません。

そんなわけで、街中より近くの山に行けばきっと心ゆくまで月見が楽しめると思ったのです。秋より夏のほうが天気が安定しているからと、今年の夏、満月の夜に高尾山に行ってきました。

月明かりを求めて

その日、昼間はすごくいい天気で、3時過ぎの電車で高尾山を目指しました。世界一登山者が多い高尾山も、夜は空いているはず。ところが高尾山口の駅に到着するころ、突然ものすごい雨。周りが雨にけむってよく見えません。あ~、しかし空の一角には晴れ間もあるような。

しばらくすると雨もやみ、2時間くらいで着くはずの、月見の名所小仏峠に向って歩きはじめると、下山してきた人にすれ違います。さきほどの短時間豪雨にやられて、ずぶぬれになった人たちで、どの人もぐったりしています。

暮れかけた道を歩きながら、いくら観光名所の高尾山といっても、夜ともなれば真っ暗です。道は整備されているけど、ヘッドランプ1つで移動するのはまずいかも。それに、かなりの確率で雨がまた降ってきそう……。そんなわけで夕焼けだけ見て帰ってきました。

でも今月か来月か、満月の夜にナイトハイクにチャレンジしようと燃えています。ほんとうは自宅にいても、部屋の明かりを消して、月明かりだけでしばらく過ごすほうが素敵かもしれません。それだけで世界はいつもと違って見えます。

自宅だと、やらなきゃと思いながら放置している場所が目に入ってきてしまいます。だから部屋を暗くします。月あかりを感じながら「ネコひねりのポーズ」をやりましょう。

なんだかすごくネコになった気分といったらいいか、体が固い人でも体の奥の、子どものころの〝しなやかさ〟が取り戻せそうです。

<ネコひねりのポーズ>

ネコひねりのポーズ1

①正座して、両腕を前方に伸ばし平伏します。尻はかかとのほうに下げ、両手は前に這わせ、背中を縦方向にも横方向にもじわじわ広げられる感じ。そのまま穏やかに呼吸。首はリラックス

ネコひねりのポーズ2

②肘をつき、腰を浮かす

ネコひねりのポーズ3

③左肩を内側に入れ、左肘を右肘の手前に伸ばす

ネコひねりのポーズ4

④頭は左ほほを下にしてリラックス。体幹がじわっとひねられているのが感じられたらOK。そのまま10~20秒、穏やかな呼吸でキープ

ネコひねりのポーズ5

⑤ゆっくり②に戻し、今度は反対側を。最後に正座して、呼吸をととのえたらもう1セット

 

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●こころとからだクリニカセンター PC www.kokokara.co.jp/ 携帯 www.kokokara.co.jp/m/

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