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マインドフルネス・ヨガ:それでいいのだ! 第52回 遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)が身近な話題になっている!<仰向けで行うサギのポーズ>

森川那智子 こころとからだクリニカセンター所長
発行:2022年9月
更新:2022年9月

  

もりかわ なちこ こころとからだクリニカセンター所長。カウンセラー・ヨガ指導家。心療内科と提携し、カウンセリングを中心に、ヨガ、リラクセーション、瞑想を取り入れた療法で、心と体のサポートに取り組む。『なんにもしたくない!』(すばる舎)『リラックスヨガ』(成美堂出版)『心がラクがずっと続くヒント』(青春出版社)など著書多数

HBOC(Hereditary Breast and Ovarian Cancer)は、遺伝性のがんの1つです。 2020年より例えば以下の条件のどれか1つでも該当する人は、BRCA1、BRCA2の2つの遺伝子を調べる遺伝子検査が保険適用になりました。

Kさん(74歳)は条件を満たしていますが、これまで遺伝子検査を前向きに考えていませんでした。最初の乳がんから20年、もう片側にがんが見つかってから5年。70代という年齢的なこともあるし、今の治療を続けながら定期的な検査を欠かさず行い、それでいいと思っていたそうです。

ところが主治医は、「お嬢さんがいらっしゃるのだから、一応調べておいたほうがいいのでは」とプッシュしてくれたと言います。遺伝子検査が保険適用になり、検査費用のみで約6万円(3割負担)で、医師もすすめやくなったようです。

日本人女性の乳がんの約5~10%、卵巣がんの約20%が遺伝性だということです。

がんサバイバーのための「ヨガ&トーク」クラスに参加している人のなかでも、遺伝子検査をすでにした、これからする予定の人はまだ3割程度です。けれども関心はとても高いようです。

先日はNHKの「あさイチ」でも取り上げられていました。

陽性だったらどうするのかというと、「なるべく早く結婚して、できるだけ早く子どもをつくること」だそうです(苦笑)。

リスクがわかること自体に揺れる気持ちがあります。自分がHBOCだった場合、乳がんや卵巣がんのリスク管理のための検査や経過観察で、重点的にフォローしてもらえるなどのメリットがあるともいわれています。またHBOCに有効な抗がん薬も、治験中のものもあるともいわれています。

2013年にアンジェリーナ・ジョリーがニューヨークタイムズにリスク低減乳房除去手術をしたことを寄稿。その2年後には卵巣と卵管の除去手術をしました。養子を含め5人の子どもの親として、子ともの成長を見守る責任と幸せをまっとうするためと、まだ健康な乳房や卵巣を除去すると理由を語っていました。

当時は衝撃的でした。あれからまだ10年もたってないのですね。

リスク低減乳房除去や卵巣卵管切除などの手術も、日本でできる病院が増えてきました。

考えても正解が出ないときは、身体の深部感覚に注意を向けて

がん医療の進歩はめざましく、その最新情報のすべてを追うことはたやすくはありません。

「結局は、主治医次第」という人もいます。

長期にわたるがん治療をしている知人が、決して楽観できないとする主治医に向かって、「先生、わたし治りますから。失敗しません」

人気のドラマ「ドクターX」の決めセリフ「わたし、失敗しませんから」をもじって、宣言したと人づてに聞きました。

いくら考えても正解にたどり着くとは限らない。そんなときはいったん考えるのをやめて、身体の深部感覚に注意を向けてみよう。それなら、今ここでできるのですから。

今回は足の裏筋肉をストレッチする<仰向けで行うサギのポーズ>を紹介します。

脚部の裏側を無理なくしっかり伸ばせるポーズです。床に座って両脚を伸ばし、前屈するポーズでも脚の裏側をストレッチすることができますが、股関節が硬いと、背中が丸まってしまいます。その点、このポーズは背中を床に横たえているので、無理なく脚部を伸ばすことができます。頸や肩を力ませないで行うのがコツです。

<仰向けで行うサギのポーズ>

スポーツタオルかフェイスタオルを用意。

①仰向けになり、両膝を立てます。両足をそろえ、両膝も閉じます
②右腿を引き寄せ、足裏にタオルをかけます
③そのまま、右脚を上方に伸ばします。床と垂直になるくらいの角度に上げて、両腕を伸ばしタオルをつかみます。肘を曲げて脚を顔のほうに近付けようとしないこと。かかとを天井のほうに引き上げ、アキレス腱を伸ばします
④ゆっくり左脚を床に伸ばします。膝がしらを膝裏に向かって押し出すような感じで膝裏を伸ばします。肛門を軽く閉じ、お腹を軽く凹ます(腰部をマットにしっかりつける)と、右脚のふくらはぎや腿裏、右坐骨や腰部まで伸ばされている感覚を感じられます。そのまま4~8呼吸
⑤ゆっくり逆の順序で①の姿勢に戻し、左右を交代して同様に行います

 

がんサバイバーやそのご家族でヨガのご体験がありましたら、ぜひ体験記などをお寄せください。kokokara@center.email.ne.jp

こころとからだクリニカセンター
PC www.kokokara.co.jp/
携帯 www.kokokara.co.jp/m/

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