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森川那智子のゆるるんヨガ de ほっ!

ゆるゆるセルフケア!(34)ウサギのポーズ

イラスト●星奈レイ
発行:2010年8月
更新:2013年8月

  

森川那智子(もりかわ なちこ)
こころとからだクリニカセンター所長。カウンセラー・ヨガ指導家。心療内科と提携し、カウンセリングを中心に、ヨガ、リラクセーション、瞑想を取り入れた療法で、心と体のサポートに取り組む。
『こころがラクになる本』(大和書房)
『リラックスヨガ』(成美堂出版)など
著書多数こころとからだクリニカセンター http://www.kokokara.co.jp/

ぽっこりお腹が気になるのは

ウサギのポーズ① 正座し、両手を床につき、額を膝頭に押しつけ床に頭頂部をつける。

「まあ、すっかり元気になったということかしら。お腹のぜい肉を何とかしたいと思うなんて。でも、ほらこんなにつかめちゃうの」

Oさんが両手でお腹の肉をむんずとつかみながら苦笑されます。

限りなくグレーに近い卵巣のう腫が発見されて、しばらくは経過観察を続けてきたものの、3年前、48歳で両方の卵巣と子宮の全摘出手術を受けたそうです。

「手術後1~2年は、体は疲れやすくなるし仕事も忙しかったし、なんだか毎日を生きてるだけで精いっぱい」とOさん。

② 両手で両足をしっかりつかむ。

それが最近は体調も安定し余裕が出てきたのか、運動不足を感じるようになりました。それとともに、体型が気になりだしたというのです。

50代以降は健康であってもちょっとずつ体型は変化していきます。特に腰回り、お腹周りです。

でも、元気だからこその体型の悩みです。体型どころじゃなくなる状況というのはいろいろあります。離婚や失業などもそう。介護が必要な親を抱えている場合もそうでしょう。ですから体型で悩むということは、元気で大きな心配事がないということなのです……。

ビギナーズのための行い方③ 両膝を少し開き、頭頂も膝から少し離して床につける。手の位置をずらさないようにし、息を吐きながら腰を上げる。

私の母は70歳近くになって、ヨガを始めました。最初は肩こり・頭痛が劇的によくなり、長い間手放せなかった強い鎮痛剤との縁が切れたと喜んでいいました。しかし、しばらくすると胃のあたりの肉を触りながら、「この脂肪何とかできないかしら」といいいだしたのです。

もうだいぶ前から胃のところにある鏡餅のような塊が気になっており、健康診断を受けた際にドクターに聞いたのだそうです。

「この塊ですが、がんとかの可能性はないのでしょうか?」

すると、ドクターはあっさりと「あっ、それ、単なるぜい肉です」と。

やさしい行い方④ ゆっくり息を吐きながらかかとを閉じ、腰を浮かせて脊柱が丸く半円を描くようにする。胸郭を狭め、胃部から下腹部までを収縮し背中から腰部に引き上げる。この姿勢で10~30秒、らくな呼吸で保つ。

子育てやら家のローンやらでずっと忙しかったから、ここにこんな塊があるなんて気がつかなかったのよねえ……とつぶやいいました。

当時の私は、「もうその歳で、いいじゃない! 何の不都合があるの!」と思ったものです。まったくわかってなかったのは私でした。

今なら、この「ウサギのポーズ」をぼちぼちやってみてと言います。

腹部の筋肉を蛇腹のように収縮させ、脊柱をまーるく丸めて、椎骨間を押し広げます。その姿がウサギに似ているので、この名がつきました。

終了後はお腹がぽかぽかしてきます。でも、最初はどこに効いてきているのか、どこが気持ちがいいのかわかりにくいです。

少しずつ体をならしていきましょう。下腹部、臍周り、胃部、ぜい肉がつきやすい部位は人によって違います。姿勢と関係しています。いずれにしても、気になるところに注意集中して、背中側に引き上げると意識して行います。

2セット行うのが原則ですが、セット間に「ラクダのポーズ」を行うといっそう効果的です。

ウサギのポーズ

①正座し、両手を膝横の床につき、額を膝頭に押しつけるようにします。なるべく膝近くの床に頭頂部をつけましょう。

②両手で両足をしっかりつかみます。

③ゆっくり息を吐きながらかかとを閉じ、腰を浮かせて脊柱が丸く半円を描くようにします。胸郭を狭め、胃部から下腹部までを収縮し、背中から腰部に引き上げます。両手をかかとからずらさないように注意しましょう。この姿勢で10~30秒、らくな呼吸で保ちます。

両手を床について、ゆっくり上体を起こし、正座でくつろぎます。これを2セット行いましょう。

ビギナーズのための行い方

両膝を腰巾くらいに開き、頭頂部も膝から少し離してつきます。肩をリラックスし、肩甲骨の間を広げるようにすると両手がかかとに届きます。この手の位置をずらさないように留意し、息を吐きながら腰を上げると脊柱全体が均等に丸まります。

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