1. ホーム > 
  2. 暮らし > 
  3. 運動 > 
  4. ヨガ
 

森川那智子のゆるるんヨガ de ほっ!

ゆるゆるセルフケア!(48)「足首のポーズ」

イラスト●星奈レイ
発行:2011年11月
更新:2019年7月

  

森川那智子(もりかわ なちこ)
こころとからだクリニカセンター所長。カウンセラー・ヨガ指導家。心療内科と提携し、カウンセリングを中心に、ヨガ、リラクセーション、瞑想を取り入れた療法で、心と体のサポートに取り組む。
『こころがラクになる本』(大和書房)
『リラックスヨガ』(成美堂出版)など
著書多数こころとからだクリニカセンター http://www.kokokara.co.jp/

がんを早期発見したわけ

足首のポーズ・基本型① 仰向けに寝て、両脚をそろえ、両膝を立てる。

N氏(61歳)のがんは非常に珍しい「悪性線維性組織球腫」という長い名前の、筋肉にできる肉腫だったそうです。

「10万人に1人くらいの発症率でね、胃がんの発症率が10万人に約85人というから、どれほど珍しいかわかるでしょ。それをごく初期の段階で、自分で発見したのです」とN氏は話してくれました。

当時のN氏は、仕事のストレスが重なったせいか寝つきが悪くなって困っており、ぬるめの風呂にゆっくりつかるのが有効と聞き、試してみたそうです。

② 右脚を左脚から少し離して、静かに伸ばす。

「ずっとカラスの行水だったから、ぬるめの風呂に長くつかるといっても手持無沙汰で弱るわけです。風呂の中で本を読むという人もいるけど、目が疲れそうで 気が進まない。それでスポーツクラブでやり始めた、ヨガの足指ほぐしを浴槽の中でやることにしたのですよ。それから、脚全体もゆっくりなでるようにマッ サージをして。そうすると、自然と長めに湯につかれるようになりましたね」

ところがあるとき、右太ももの少し内側に、しこりのようなものがあることに気づきました。別に痛くもないけど、なんだか気になる。

足首のポーズ・変型浅目に椅子に腰かけて行う。基本型と同様に左右交互に2セット。
① 息を吐きながらかかとを押し出すようにしてアキレス腱を伸ばす。息を吸いながら②に戻す。
② 息を吐きながら、足の甲をつま先まで十分に伸ばし、吸いながら②にも戻す。③、④を2~4回繰り返し①に戻す。左右交互に2セット。

昼間は忙しくてそのことはすっかり忘れてしまっているのですが、夜、ぬるめの風呂につかり、右太ももに触れると、やっぱりしこりがある。小さめの卵くらいのしこりです。

「しこりがあるなあと思っていても、それが何か悪い病気だとは思いませんでした。別に痛くないし、熱っぽくもないし……。だけど気になる、なんだかずっと気になっていたんですよ。でも病院に行くほどのものじゃないような気もしてね」

気になるときは、思い切って診てもらったほうがいいのよと奥さまにすすめられ、近所の整形外科へ行ったそうです。

「放っておいても大丈夫」という医者の言葉を予想していたら、専門病院を紹介され、いろいろな検査を受けました。組織に針を刺して採取する生検も受けて、がんだとわかったといいます。幸いまだ1期で手術がうまくいき、手術後も順調に回復し、仕事にも復帰できました。

「でも不思議な気がするのですよ。あのままカラスの行水を続けていたら、かなり大きくなるまで気がつかなかったでしょうね、きっと。あのとき不眠気味になったのは、からだが異変を伝えようとしていたのではないかと思うんですよ」

「からだにがんなどの大きな異変が起きつつあるときは、からだはそれを私たちに伝えようとする」と考える専門家も少なくありません。またそうしたことを体験した人もいます。

確かに、N氏のようにヨガや入浴リラックス法などで、自分の内部に注意と敬意を払う生活習慣は、がんやその他ウォーニング・サインを聞き逃さないための必要条件かもしれませんね。

N氏愛用のポーズの1つでもある「足首のポーズ」を今回紹介しましょう。

基本の動き②は膝の痛み予防法として広く知られている大腿部の筋肉の強化法ですが、それにヨガのアレンジを加えたものです。

義務感だけでやっていると、なかなか長続きさせるのがむずかしくなりますので、呼吸とともに、足首を柔軟にする要素を付け加えました。

下肢への血行を良くするので、むくみ、冷え、だるさにも効果的。膝痛がある人は、1日に基本型・変型合わせて4~5回行いましょう。

起床時、昼休み前、午後4時、就寝時というふうに時間を決めるのが続けるコツです。

足首のポーズ・基本型

① 仰向けに寝て、両脚をそろえたら、両膝を立てます。背中と腰部がしっかりマットについていることを確認しましょう。

② 右脚を静かに伸ばします。このとき右膝を左脚につけて、支えあうことがないように注意しましょう。つまり少し離して行うのがコツです。

③ 息を吐きながらかかとを押し出すようにしてアキレス腱を伸ばします。太ももの筋肉とふくらはぎの筋肉に意識を集中しましょう。息を吸いながら②に戻します。

④ 息を吐きながら今度は足の甲をつま先まで十分に伸ばします。太ももの筋肉とふくらはぎの筋肉に集中しましょう。息を吸いながら②に戻します。③、④を2~4回繰り返し、①に戻します。同様に左足も行いましょう。左右交互に2セットです。

足首のポーズ・変型

椅子に腰かけて行います。仕事場でもできるのでぜひ試してみてください。浅目に腰かけて行うとより効果的です。基本型と同様に左右交互に2セット行いましょう。

同じカテゴリーの最新記事

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート6月 掲載記事更新!