1. ホーム > 
  2. 暮らし > 
  3. 運動 > 
  4. ヨガ
 

森川那智子のゆるるんヨガ de ほっ!

ゆるゆるセルフケア!(55)「半月のポーズ2」

イラスト●星奈レイ
発行:2012年6月
更新:2013年8月

  

森川那智子(もりかわ なちこ)
こころとからだクリニカセンター所長。カウンセラー・ヨガ指導家。心療内科と提携し、カウンセリングを中心に、ヨガ、リラクセーション、瞑想を取り入れた療法で、心と体のサポートに取り組む。
『こころがラクになる本』(大和書房)
『リラックスヨガ』(成美堂出版)など
著書多数こころとからだクリニカセンター http://www.kokokara.co.jp/

今日という日が、人生で1番歳をとった日

ある真冬並みに寒く、そのうえ今にも小雨が降ってきそうな朝でした。

歩くのが苦にならないたちなので、駅から20~30分の距離をすたこらさっさと歩き、1時間のヨガセッションを気持ちよくこなし、同じ道を帰って、最寄りの駅に着いたときでした。

「左膝の周辺がなにかへん……。そういえば、あんまり大股で歩くのは良くないなあ」と歩きながらちらりと頭をよぎりましたが、急いでいたのでそのままの歩幅で歩き続けてしまいました。

しまったと思っても後の祭りです。家に帰ってよくみると、左膝が熱っぽくなっていて、腫れが出ています。

「あれくらい歩いただけで、今までこんなことなかったのに」そうつぶやきかけました。

「そうか、今日は人生で1番歳をとった日」だということに思い至りました。昨日まではなんともなくても、今日は違っている、今日という年齢について、私はまだ未経験者なのでした。

「嫌よね、歳とるって」

「誰も好きで歳取るわけじゃないわ。このごろ、目も歯も弱ってきたし、物忘れはひどいし、前ほど根気が続かない。髪は薄くなってきたし、あごの下のこのたるみ、このしみ、このしわ、ああ、もうっ」とため息ばかりです。

よくある会話だけれど、本当にそうかな。というか、そう言っているご本人たちは結構元気で丈夫で楽しそうです。

私たちは生きている限り、それだけで完璧なのだと言葉では知っています。

でも自分のことになるとあんまりそうは想像できません。死ぬのが怖いというより、死ぬまで歳をとって衰えたり弱ったりするのが怖いのです。今できていることもできなくなることを想像するとすごく怖いです。

それでも完璧というのなら、きっとどこかでそれを補って、目覚めてくるものがあるに違いありません。

耳を澄まして、目覚めてくるものの気配を感じたい。

膝の痛みくらいで大仰な、と笑って下さい。以前ににご紹介した膝の痛みに効く大腿部強化のための「足首のポーズ」を朝晩と続けると、痛みは1週間ほどで消えました。

しかしうっかりエクササイズを忘れると、痛みのかすかな予感がします。痛みというのは忘れないでね、というサインなのですね。

さて、今回は、「半月のポーズ」パート2です。

このポーズは腹筋を強化し、背中や上腕を美しく整える効果がありますが、おなかを脱力させて行うと腰を痛めます。腰痛気味の人は②までにしましょう。

半月のポーズ  パート2① 両足をそろえてすーっと立つ。少しつま先を開く。両手を合掌。合掌した両手の親指をクロスさせる。
② 息を吐いて肛門を閉じお腹を軽く引き締め(以降この状態を保つ)、ゆっくり息を吸いながら合掌した両手を上方に十分伸ばす。
③ 息を吐きながら、重心を足のつま先方向へ。骨盤を少し前へ移行し、両手を上方から斜め後方に伸ばす。指先に、下腹から内臓ごと引き上げるイメージ。そのまま4~8呼吸。②、①と戻し、呼吸を整える。これを2セット。
④ 体育座りで床に腰を下ろし、体をゆるめる。

半月のポーズ パート2

勘違い気持ちばかりが先に行くと、首が後方に落ち、膝が曲がり、重心がかかとに落ち、首や肩がきつくて危険。②までにすること。

かかとから両手の指先までの体のラインが、半月の弧になるように大きくしなるため、半月のポーズといいます。

パート1では腰を横移動させましたが、パート2では腰を前方移動させます、それとバランスをとるように上体がしなり、腰背部と腹部を伸展収縮され、肩甲骨周辺や腕も大きく伸ばされます。お腹をしっかり締めて腹筋で上体を支えます。

① 両足をそろえてすーっと立ちます。少しつま先を開くと安定感が増します。両手を合掌し、合掌した両手は親指をクロスさせましょう。

② 息を吐いて肛門を閉じ、お腹を軽く引き締め(以降この状態を保つ)、ゆっくり息を吸いながら合掌した両手を上方に十分伸ばしましょう。肩から余分な力を抜きます。

③ 息を静かに吐きながら、まず重心を足のつま先方向へ移行します。そして両手をさらに上方に伸ばし、骨盤を少し前へ移行させ、バランスをとるように両手を上方から斜め後方に伸ばしましょう。指先の方向に、下腹からぐーっと内臓ごと引き上げるようなイメージです。その体勢を維持し腹部をしめたまましずかに呼吸します。4~8呼吸しましょう。②、①と戻し、呼吸を整え2セット行います。

④ 最後に床に腰を下ろし、いわゆる「体育座り」で体をゆるめます。

⑤ 気持ちばかりが先に行くと、首が後方に落ち、膝が曲がり、重心がかかとに落ち、首や肩がきつくて危険です。その場合は②までにしましょう。

同じカテゴリーの最新記事

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート6月 掲載記事更新!