肝っ玉弁護士がんのトラブル解決します 31

がん治療のために通院中だが、上司のパワハラで苦しんでいる

解決人 渥美雅子(あつみ まさこ) 弁護士
イラスト●小田切ヒサヒト
発行:2012年5月
更新:2014年3月

  

多彩な弁護士活動の中でも家族、相続などの問題を得意とする。2003年より「女性と仕事の未来館」館長。2児の母。2005年男女共同参画社会作り功労者内閣総理大臣表彰を受賞。『子宮癌のおかげです』(工作舎)など著書多数。
渥美雅子法律事務所 TEL:043-224-2624


がん治療のために月に数回病院に通っております。周りの同僚は理解してくれているのですが、直属の上司は「平日に休むなんて、いい身分だな」とか「君の代わりは、たくさんいるんだからね」などと、嫌がらせの言葉を受けております。会社は辞めたくないので、事を荒立てて訴えることはしたくありません。

(38歳、女性)

全国にはたくさんの相談機関がある

ご質問の内容は明らかにパワハラだと思います。もし、社内に相談窓口があるならそこへ相談するのが1番です。ただ、社内で相談しにくい場合は、次のような相談機関に相談してみて下さい。

①厚生労働省の総合労働相談コーナー

労働条件、女性労働問題、募集採用、職場環境を含め、労働問題に関するあらゆる分野の相談を行っています。希望すれば、他の紛争解決機関の情報等も提供してくれます。

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html

②全国社会保険労務士会連合会が主催する総合労働相談所

ここも労働問題に関するあらゆる相談にのってくれます。社会保険労務士が専門の立場でアドバイスしてくれます。窓口は全国47都道府県にあります。相談は無料です。

共通ダイヤル0120-07-4864

③都道府県男女共同参画センター

各市区町村の市民相談窓口、地域の女性センター、女性会館などの関係施設に窓口があり、そこで相談に応じています。

http://www.gender.go.jp/e-vaw/advice/advice06list.html

④法務省の人権擁護機関

法務省の人権擁護局が開設している無料の人権相談所です。各地の法務局に窓口があります。

http://www.moj.go.jp/JINKEN/index_soudan.html

その他、パワハラの問題を直接扱う機関ではありませんが、次のような所へご相談なさってみるのもいいかもしれません。

⑤雇用均等室(各都道府県労働局)

雇用均等室では、男女雇用機会均等法、育児・介護休業法及びパートタイム労働に関する女性労働者や事業主等からの相談を受けます。また、必要に応じて事業主に対して指導等を行ってくれます。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/roudoukyoku/index.html

⑥労働基準監督署(各都道府県労働局)

労働者や事業主からの賃金・労働時間・解雇などの労働条件に関する様々な相談に応じるとともに、労災保険の給付や、事業場に対する監督指導・災害調査等を行っています。パワハラの相談にも応じてくれます。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/pref.html

幸いあなたの場合は同僚に理解がある由、同僚たちに味方になってもらいながら進めてください。

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