胆のうがんの術後化学療法は必要?

回答者・森実千種
国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科医師
発行:2009年4月
更新:2019年5月

  

胆のうがんで、切除術を受けました。病期はⅡ期とのことでした。手術中、および手術で切除された検体を詳しく調べた結果、医師からは、がんは一応すべて取り除くことができたと説明されています。しかし、再発率が高い病期であると聞いて、心配しています。再発を予防するための術後化学療法をしたほうがいいのでしょうか。可能性の高い治療であればなるべく行って、できるだけ長く生きたいと思っています。

(埼玉県 女性 50歳)

効果の根拠がないため不要

国立がん研究センター中央病院の
森実千種さん

現在のところまだ、胆道がんの手術後に補助化学療法を行ったほうがいいのかどうかについて、十分な根拠となる研究結果は出ていません。抗がん薬には副作用がつきものですから、術後補助療法を受けたほうが治療効果が高いという抗がん薬のデータが示されない限りは、「受けたほうがよい」とはいえません。現状では、再発がないかどうかを定期的にCTなどの検査で調べながら慎重に経過観察していくのが、適切な術後の対処です。

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