再移植しても見込みがないと言われたが

回答者●塚田信弘
日本赤十字社医療センター血液内科副部長
発行:2020年10月
更新:2020年10月

  

友人が急性白血病と診断され、抗がん薬治療と放射線治療後、ドナーが見つかり骨髄移植を行いました。しかし、移植後の検査でがん細胞は消滅してはいなかったようです。医師からは再移植しても見込みはないと言われたそうです。今後の治療はどのようなものが考えられるのでしょうか。

(35歳 男性 神奈川県)

ドナーリンパ球輸注という選択肢が

日本赤十字社医療センター
血液内科副部長の塚田さん

骨髄移植の再発に対する治療の中で最も強力なものが再移植です。ただし、1度目の移植から早期の再発(一般的に半年以内)の場合、再移植をしてもその効果は低いことや合併症のリスクが高いことが問題となります。

再移植が困難な状況であれば、まずは免疫抑制剤を減量し、抗がん薬による治療を行った後に、ドナーリンパ球輸注(移植で造血肝細胞を提供したドナーのリンパ球を輸注する治療法)を行うという選択肢があります。ドナーの協力が前提の治療ではありますが。

また、白血病のタイプによっては分子標的薬やモノクローナル抗体による治療が有効なこともあります。

同じカテゴリーの最新記事

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート9月 掲載記事更新!