手術後の腸閉塞にならないために気をつけるべきことは?

回答者・大矢雅敏
獨協医科大学越谷病院外科教授
発行:2016年10月
更新:2016年9月

  

昨年(2015年)にS状結腸がんと診断され、手術をしました。経過は順調で今に至っているのですが、先日食事をした後、急な痛みと吐き気に襲われ、これはおかしいと思い病院に行ったところ、腸閉塞の1歩手前と診断されました。その時は、薬をもらったりして症状は落ち着いたのですが、今後もこのようなことが起こるかと思うととても心配です。食事面など何か気をつけるべきことがあったら教えて下さい。

(73歳 男性 愛媛県)

食事は消化の良いものを。食べ過ぎは禁物

獨協医科大学越谷病院外科教授の
大矢雅敏さん

手術後の腸閉塞は、手術をして時間が経てば起こる可能性は段々と減ってはきますが、可能性として全くなくなるということはありません。また食事については、基本的には消化の良さそうなものを選んで食べたほうがよいでしょう。食べ過ぎも禁物です。ただ、腸閉塞自体、何かの拍子に起こるものであって、こうすれば絶対に腸閉塞は起こらない、というものではありません。

もし、入院するような腸閉塞が2回以上起こり、しかも同じ場所が原因で起こっていることが確認された場合には、手術適応となる可能性があります。腸閉塞はだいたい癒着が原因で起こっているので、手術によって癒着を剥離するのです。

ただ、こうした手術を行っても新たに癒着が起きる可能性もあり、100%腸閉塞を防げるというわけではありません。しかし、もし同じ場所が原因で腸閉塞が2回以上起こっているような場合には、手術という選択肢も検討されると良いかもしれません。

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