何次治療まで可能か
非小細胞がんステージⅣでタグリッソを使用していましたが、肺がんが再発し、現在はキイトルーダ+アリムタ+カルボプラチンで2次治療中です。通常何次治療まで可能なのでしょうか。
(63歳 男性 兵庫県)
A まだまだ治療法は残っている
日本医科大学呼吸ケアクリニック
臨床腫瘍部門長/副所長の久保田さん
臨床腫瘍部門長/副所長の久保田さん
現在の治療で効果がなくなった場合は、タキソテール(一般名ドセタキセル)+サイラムザ(同ラムシルマブ)やアブラキサン(同nab-パクリタキセル)単独、TS-1(同テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム)などが選択肢となります。
化学療法に対する効果が期待できなくなった場合には、第2世代のEGFRチロシンキナーゼ阻害薬であるジオトリフ(同アファチニブ)などの治療法が残されています。キイトルーダ(同ペムブロリズマブ)などの免疫チェックポイント阻害薬を使用した場合は、肺障害が懸念されるため、タグリッソ(同オシメルチニブ)の再投与は勧められません。また、現在申請中の新薬が2025年には承認されることが期待されます
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