PSA値が急上昇。カソデックスを中断すべきか?

回答者・赤倉功一郎
JCHO 東京新宿メディカルセンター院長補佐・泌尿器科部長
発行:2014年7月
更新:2014年10月

  

昨年9月に前立腺がんと診断され、当初のPSA値は88ng/mlでした。その後、ゾラデックスと抗アンドロゲン薬のカソデックスを併用し、PSA値は2月に1.2ng/mlまで下がりましたが、3月に13.1ng/ml、最近は142ng/mlまで急上昇しています。本などで調べると、カソデックスの服用を中断し、PSA値を下げる方法があると書いてある一方、主治医には、PSA値が下がることがあるが、それで進行が遅くなったり止まったりするような報告はないと言われました。カソデックスの服用を中断して、まずはPSA値を下げることを最優先すべきでしょうか。それとも、他の薬の治療を受けるべきでしょうか。

(69歳 男性 熊本県)

タキソテールなどの次の治療法を。

JCHO 東京新宿メディカル
センター院長補佐・泌尿器科部長
の赤倉功一郎さん

カソデックスの服用を中断することでPSA値が下がる割合は40~50%で、下がれば、症状は改善します。ただし、PSA値が下がったとしても、その低下は一時的で、半年~1年ほどで再び上昇してしまいます。

ご相談者の状態ではPSAも急上昇しており、タキソテールなど、他の治療を考えるのがよいと思います。タキソテールは、一般的にはカソデックスの治療を止めて行いますが、場合によってはカソデックスと併用することもあります。

また最近、転移性前立腺がんに対して、イクスタンジという新しいホルモン薬が承認されました。タキソテールに次ぐ治療法が出たことは、患者さんにとって朗報と言えるでしょう。

ゾラデックス=一般名ゴセレリン酢酸塩 イクスタンジ=一般名エンザルタミド

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