検査・治療法

食事・栄養

がん終末期は時期に適した栄養管理が必要

2015年5月

「終末期は前期と後期で栄養の摂り方が異なります」と話す神奈川県立がんセンターの吉川貴己さん がん患者さんにとって食事はQOL(生活の質)を左右する重要なもの。がんが進行すると、がん特有の代謝異常によって「悪液質」になり、著しい体重減少が起こると言われている。「悪液質」とはどんな病態か、終末(ターミナル)期はどのように栄養をとればいいのか、食事のサポートのしかたも含めて専門医に伺った。 がん特有の代...

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チーム一団となって患者さんの栄養状態改善に対処

2015年5月

後手に回らないよう 積極的に対応できる体制づくりを目指したい平本 淳さん 東京慈恵会医科大学附属第三病院総合診療部部長 知識を出し合い、栄養改善に向けた支援行う本院では、2008年9月に栄養サポートチーム(NST)が結成・設置されました。結成時から、総合診療医である私が責任者を務めています。現在NST回診を担当するスタッフ数は、医師4、歯科医師1、看護師1、薬剤師4、管理栄養士3、臨床検査技師4、...

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治療中の筋肉量減少は、合併症リスクや生存率に影響! 「サルコペニア」が教える 食道がんの新しい治療戦略

2014年8月

「好きなものを食べて、体を動かすことが大切」と話す林 勉さん食道がんの術前化学療法を行うと、のどが狭窄したり、抗がん薬による悪心・嘔吐などの副作用で食事量が減って栄養不足になり体重が減少することが多い。中でも進行食道がんの治療中に、筋肉量が減少する「サルコペニア」の状態になる場合は、手術後の合併症リスクを起こしやすく、生存期間も短くなる傾向のあることが明らかになってきた。加齢でも起こるサルコペニア...

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食べることがつらくならないように 食道がん治療中の食事

2014年8月

「患者さんが、食べることがつらくならないようにすることが大切です」と話す能勢彰子さん食べ物を飲み込むときに欠かせない食道にがんが発生した場合、本人はもちろん、家族もどのような食事がいいのか迷うことは多い。どんなものだったら食べやすいのか、食べ方のポイントは――専門家に話を聞いた。嚥下障害、通過障害、体重減少が起こりやすい 食道は喉(咽頭)と胃をつなぐ直径2.5㎝、長さ25㎝ほどの管状の臓器で、飲み...

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何をどのように食べたらいいの? 大腸がん治療中の食事

2014年7月

「食べることに関しては、患者さんご自身とご家族が主治医です」と日々の食事の大切さを話す小松美佐子さん食べ物の消化・吸収に欠かせない大腸だが、大腸がんで手術、化学療法を行っている場合どのような食事が良いのか、患者さんや家族は悩むことが多い。食べて良いもの悪いものってある?どんな食べ方がいい?専門家に話を聞いた。術後早期に食事開始 腹6分目を目安に 「近年、大腸がんの手術後は、以前に比べて入院中の食事...

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「食べる幅を広げる」工夫が、生きる意欲を養っていく

2014年5月

「口から食べることはとても重要。それを医療者、家族みんなで支えましょう」と話す小松美佐子さん骨髄移植後の血液がんの患者さんは、GVHD(移植片対宿主病)の併発等により、口腔粘膜の炎症に悩まされることが多い。しかし〝食べることが苦痛〟という状態から〝食べる喜び〟を取り戻すことは、心身の回復にもつながっている。厳しい条件の中でも、どんな工夫をすれば〝食べる〟ことができるのか、専門家に聞いた。生物禁食で...

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患者さんの栄養管理を支える 栄養サポートチーム(NST)

2014年5月

作業の効率化と適切な人材配置がチーム機能を活かすカギ比企直樹さん がん研有明病院消化器外科胃担当部長/栄養管理部長 ●短時間で対応可能なシステムを開発有明病院では、全国に先駆けて栄養障害の予防的な対応を行って成果を上げるなど、栄養サポートチーム(NST)がうまく機能している。その要因について、比企さんは「1つは、栄養管理にかかわる時間(カルテ回診)を1週間に唯一水曜日の1時間にとどめている」点を挙...

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前立腺がんの食事 タンパク質の摂り過ぎに注意!「お弁当箱」の配分をお手本に

2014年2月

タンパク質の摂り方に注意を促す中濵孝志さん前立腺がんの治療後の食事には、特定の制限はない。しかし、中高年の男性に多発するがんであるため、食事の管理は重要である。前立腺のしくみ 図1 前立腺の位置 前立腺は、精液の一部(約50%)を作る男性固有の臓器で、膀胱の真下にあり、尿道を取り囲むようにして存在する。精巣や直腸とも隣接し、一般的に、3~4㎝大のクルミほどの大きさである(図1)。正常な前立腺は円錐...

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腎がんの食事 片腎切除後、腎機能が低下しても〝食の楽しみ〟を諦めないために

2014年1月

「食べられることは、生きる証」と語る小松美佐子さん腎臓がんの治療後の食事は、腎臓の状態や化学療法の有無によって対応が変わる。しかし、どんな場合でも共通するのは“食べる喜び” を大切にすること。今回は、腎機能低下に伴う厳しい食事制限の中でも、いかに工夫して美味しく食べるかを、専門家に聞いた。腎臓の働き腎臓は、腰の高さの位置に背骨をはさんで左右1つずつある、子供のこぶし大の臓器だ。主な働きは、血液が運...

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肝・胆・膵がんの食事 退院後も栄養指導を利用し、食事で上手に体のサポートを

2013年10月

わからないことがあったら主治医を通じて栄養士に相談してください」と話す高嶋浩子さん 肝・胆(道)・膵がんの治療後の食事では、消化管への侵襲や残存機能の程度、合併症によって食事の内容は異なる。膵がんの治療後は進んで栄養士に相談するようにしよう。肝がんと食事■図1 肝臓・胆道・膵臓の働きとは?肝臓の仕組みと働き肝臓には小腸で吸収された栄養を含む静脈血が門脈を通って大量に流れ込んでいる。また肝臓は人体の...

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