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基礎知識 「かかるお金」と「かけるお金」

監修●黒田尚子 ファイナンシャルプランナー
取材・文●「がんサポート」編集部

がんと宣告されたとき、あなたの頭に浮かぶのは何だろう。生命への願望、周囲の人びととの関係、将来の心配――さまざまなことが頭をよぎるが、現実的な問題として、治療にはどれくらいかかるか? 収入はどうなる? という金銭的なことも大きい。今回は「がんとマネー」について特集する。まずは基礎知識を、乳がん体験者で本誌コラムでもおなじみの黒田尚子さんに解説してもらう。

医療費相談 がん相談支援センターを活用して、使える制度を知る

監修●菊池由生子 都立駒込病院医事課医療相談係・ソーシャルワーカー
取材・文●常蔭純一

罹患を受けとめ、治療を開始したころに感じる医療費の問題。突然の出費とその金額に、どうしたらよいのか、誰に相談したらよいのか困惑することも多い。それは、治療の継続にも影響する。そこで、患者さんや家族のさまざまな相談を受ける相談支援センターに、経済的な問題の対応策を聞いた。

サバイバーの保険 完治後は緩和型保険に入れる可能性も

監修●髙橋章子 ほけんの窓口グループ・みんなの保険プラザ銀座支店支店長
取材・文●池内加寿子

2人に1人ががんになる時代。医療保険・がん保険は、入院費や治療費などを補う大切な糧となる。今ある保険の活かし方は? がんになってからも新規加入できる? 医療保険、がん保険の活用に役立つポイントもご紹介しよう。

医療費制度の今後 がん患者さんも、他疾病患者さんも、健康な人も一緒に議論を!

監修●児玉有子 東京大学医科学研究所先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携研究部門特任研究員
監修●松井彰彦 東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授
取材・文●半沢裕子

闘病中の患者さんを対象とした高額医療費に対するアンケートは今回で3回目。しかしそこには前回、前々回と変わらず、医療費に圧迫されるがん患者さんの苦しい現実があった。打開策はあるのか――。

仕事との両立 「就労支援コーディネーター」の試みから見える相談支援のあり方

監修●田中陽香 みずほ情報総研社会政策コンサルティング部チーフコンサルタント
監修●志岐直美 みずほ情報総研社会政策コンサルティング部コンサルタント
取材・文●町口 充

がん治療中や治療後も働き続けたいと希望する人が増えている。しかし、現実には、がんを抱えながらの就労にはさまざまな困難が伴い、治療と仕事の両立を支える社会環境の整備や、人々の意識の変化が求められている。

がん医療経済 これからのがん医療費を、マクロ的視点から考える

監修●福田 敬 国立保健医療科学院研究情報支援研究センター上席主任研究官
取材・文●柄川昭彦

がん医療の現場では、治療効果を高めるため、日夜、新たな技術や新薬の開発・導入が努められている。一方で、それは国民や患者さんの費用増加という問題にかかわってくる。より良い医療が安心して受けられるよう、この負担をどのようにしていくかが課題となっている。

「つばさ支援基金」が第6期助成開始

取材・文●伊波達也

高額な医療費に苦しむ血液がんの患者さんを支えるために民間有志が設立した「つばさ支援基金」。その助成がこの春、第6期を迎えた。民間で患者さんの医療費を支えなければならない、その現実の裏側は――。

がんとお金対談 がんになっても仕事がしたい……

監修●高橋 都 国立がん研究センターがん対策情報センター・がんサバイバーシップ支援研究部長
監修●黒田尚子 ファイナンシャルプランナー
取材・文●「がんサポート」編集部

「がんとお金」にまつわることを公的補助、民間保険、そしてマクロな視点などを通して見てきた。特集の最後は、がん経験者の支援を専門とする高橋都さんと、がん経験者としての情報発信を続ける黒田尚子さんに、患者本人の意識の持ち方や周囲の協力について対談してもらった。
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