あごの下に腫れ、悪性リンパ腫の疑い

回答者●塚田信弘
日本赤十字社医療センター血液内科副部長
発行:2020年10月
更新:2020年10月

  

あごの下が腫れたので病院で検査を受けると、悪性リンパ腫の疑いがあると言われました。症状としてはあごの下が少し腫れたぐらいで、自覚症状はまったくありません。このまま放っておいてよいものでしょうか。また、悪性リンパ腫になると、どのような症状が出るのでしょうか。

(55歳 女性 神奈川県)

病理検査を行って確定を

日本赤十字社医療センター
血液内科副部長の塚田さん

どのような検査を受けられたのでしょうか。血液検査、CTなどの画像検査、また腫れている部分の生検(摘出手術、または針による穿刺)などの病理検査は受けられたのでしょうか。

最終的には腫れている部分をなんらかの方法で採取して、病理検査を行わなければ診断は確定しませんので、病理検査を急いで行う必要があるかどうかを担当医に確認して下さい。

悪性リンパ腫の症状の多くは、リンパ節や脾臓(ひぞう)の腫大とそれによる圧迫症状ですが、発熱がみられたり、リンパ腫の細胞が全身の諸臓器に浸潤して、臓器の障害を起こすこともあります。

同じカテゴリーの最新記事

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート4月 掲載記事更新!