手術後、いつから性交渉や妊娠をしてよいか?

回答者●関口 勲
栃木県立がんセンター産婦人科・第1病棟部長
発行:2011年2月
更新:2019年10月

  

親友のことでご相談です。親友は29歳の主婦で、1a1期の子宮頸がんと診断され、3カ月前に子宮頸部円錐切除術を受けました。ほかに治療は受けておらず、今は定期検査のみとのことです。結婚2年目で子供はまだなく、出産を望んでいるのですが、がんの治療後ということで、いつから性交渉や妊娠をしてもいいのか悩んでいます。術後の後遺症や体の不調はとくにないようです。がんの治療にかかわる注意点も含めて、どのような対応をすればいいか、教えていただければ幸いです。

(29歳 女性 山口県)

性交渉は1カ月後、妊娠は6カ月後

栃木県立がんセンター
産婦人科・第1病棟部長の関口さん

早期の子宮頸がんで円錐切除術を受けた場合、術後の性生活は術前と全く同様にしても問題ありません。

通常では、術後1カ月もすれば、手術の傷跡は治り、性交の刺激でも出血しなくなるので、性交渉は可能でしょう。術後の望ましい避妊期間についての詳しいデータはなかったと思いますが、術後6カ月もすれば、子宮頸部への手術による影響がなくなり、子宮の状態もほぼ元に戻るので、妊娠は可能と考えられます。

ただし、1a1期での子宮頸部の部分切除ですから、がんの再発についても注意しなければなりません。術後1~2年は、3~6カ月おきに(妊娠中も含めて)細胞診検査を行うのが望ましいでしょう。

円錐切除術後に妊娠した場合、流産・早産を防ぐために「頸管縫縮術」(「Q:妊娠後に子宮頸がん。出産するためのよい方法は?」参照)という手術を勧められることがあります。妊娠15週までに行うのが望ましいので、「妊娠したかな」と思ったら早めに産科を受診してください。

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