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片肺全摘術と肺葉切除術、術後の生活や予後の違いは

回答者・久保田 馨
日本医科大学付属病院がん診療センター長
発行:2015年9月
更新:2015年12月

  

右肺下葉に2.5cmのがんがあると診断され、リンパ節にも転移していると言われました。そのとき右肺の全摘術とリンパ節の切除(郭清)を提案されましたが、別の大学病院で相談したところ、肺葉切除とリンパの一部の切除を勧められました。片肺全摘術と肺葉切除術では、その後の生活や予後にどのように影響するのでしょうか?

(54歳 女性 神奈川県)

合併症や予後が違うので肺葉切除術を勧める

日本医科大学付属病院がん診療
センター長の久保田 馨さん

全摘術の場合は合併症が多くなりますし、予後も不良であることが多いです。肺葉切除術ができるのであれば、そちらを選択されることをお勧めします。もし、縦隔(左右の肺の間)のリンパ節にまで転移がある場合は、化学放射線同時併用療法も選択肢となります。全摘は避ける方向で、再度治療法をご相談ください。

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