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祖父、父ともに肺がん。肺がんは遺伝する?

回答者:吉田 純司
国立がん研究センター東病院 呼吸器外科医長
発行:2007年7月
更新:2013年11月

  

祖父、父ともに肺がんのため、祖父は55歳、父は58歳で亡くなっています。今年の秋に50歳になることもあり、がん、とりわけ肺がんが気になっています。42歳以降、毎年、人間ドックを受けておりますが、肺に関する異常は何も指摘されていません。20~39歳まではタバコを毎日30本ほど吸っていましたが、40歳で禁煙しました。 肺がんが遺伝することはありますか。

(佐賀県 男性 49歳)

A 肺がん歴のある家族がいる人は、肺がんになりやすい

当センターの医師が肺がんの家族歴に関する疫学調査を実施し、昨年、その結果を発表しました。それによると、家族に肺がん歴があるグループは、ないグループに比べて、約2倍の割合で肺がんを発症していました。

こうした研究結果を考えると、ご相談者が肺がんになるリスクは高いといえます。その原因は遺伝なのか、家族に共通する生活環境なのか、あるいはその両方なのかはわかりません。

禁煙を続け、検診は年1回程度お受けになるのがよいと思います。

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