術後、UFTの服用を勧められているが

回答者●久保田 馨
日本医科大学大学院医学研究科呼吸器内科学分野教授
発行:2021年11月
更新:2021年11月

  

2021年2月に左胸に違和感があり、総合病院呼吸器内科でCT検査を受けました。4月に肺がんの疑いがあると診断され、左肺上葉切除術を受けました。リンパ節への転移もなく、病理検査の結果、非小細胞肺がんステージⅠと診断されました。主治医からは抗がん薬UFTの内服を勧められましたが、副作用が心配で迷っています。抗がん薬の服用は必要でしょうか。

(72歳 女性 埼玉県)

生存期間を延ばす臨床試験の結果が

日本医科大学大学院医学研究科
呼吸器内科学分野教授の久保田さん

UFT(一般名テガフール・ウラシル)の服用を勧められたということは、ご相談者のがんは2㎝以上あったのだと思います。2㎝以上であれば生存期間を延ばす臨床試験の結果があります。

肺がん切除術後のUFT有無の比較試験の結果をまとめた報告では、UFTを服用していたグループは服用しなかったグループに比べて7年後の生存割合が7%改善していました。

UFTの副作用は、食欲不振が最も頻度が高いのですが、3.8%と低い割合です。効果と副作用を考えるとUFTの服用が勧められます。まずは服用してみて副作用が出るようであれば、その対処をする、それでも副作用がつらいようであれば、その段階で服用中止を検討なさってはいかがでしょうか。

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