見つかった小結節、肺がんの可能性はありますか

回答者●久保田 馨
日本医科大学大学院医学研究科呼吸器内科学分野教授/日本医科大学呼吸ケアクリニック
発行:2022年7月
更新:2022年7月

  

総合病院のCT検査で、左肺に直径1cmの小結節(影)と無数のブツブツが見つかり、肺がんまたは肺線維症との説明を受けました。別の病院でPET(陽電子放射断層撮影)検査で、肺に淡い光が確認されました。腫瘍マーカー、肺機能検査ともに異常なしと診断されていますが、主治医から小結節を一部切除して病理検査を行うよう提案されました。がんの可能性はあるのでしょうか。また切除せずに、良性か悪性かを判断できないのでしょうか。

(51歳 男性 神奈川県)

肺の結節の確定診断は、病理検査が必要

日本医科大学大学院医学研究科
呼吸器内科学分野教授の久保田さん

胸部CTでの診断(画像診断)が大切です。今回見つかった直径1cmの結節のかたちやその周囲の様子から、肺がんの可能性がどの程度なのかを診断します。

肺がんの可能性が高い場合は、確定診断と治療を同時に行う目的で外科的切除が勧められます。肺の結節の確定診断には「一部切除」または「全部切除」して病理検査を行うことが必要です。

今回「小結節を一部切除」することを提案されたとのことですが、その方法は何でしょうか? 一般には気管支鏡下生検、CTガイド下生検などの方法があります。しかし、これらの方法では確定診断に至らない場合もあります。無数のブツブツについては、その大きさや拡がりがどの程度かが問題になります。結節の周囲であれば、炎症による影の可能性もあります。

画像を含め、肺がん専門医にセカンドオピニオンをお受けになることをお勧めします。

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