すりガラス状の結節があるが
2021年1月、右肺上葉部に12㎜のすりガラス状結節があるとの指摘を受けました。その後、半年ごとに検査を受けてきましたが、結節に変化は見られませんでした。しかし、2022年6月に結節の大きさが14㎜になったため、別の病院に転院。そこで高精度CT検査を受けた結果、結節は13㎜で浸潤はなく、PET検査でも異常と認識される部位はありませんでした。
主治医に、結節ががんかどうかの確定診断を行うための組織検査の手術をすすめられましたが、手術には抵抗があります。この段階で手術をすべきなのでしょうか。
(52歳 女性 神奈川県)
A 結節が全てすりガラス状であれば手術をする必要はない
日本医科大学大学院医学研究科
呼吸器内科学分野教授の久保田さん
呼吸器内科学分野教授の久保田さん
すりガラス状結節の治療を考える上で大切なのは、すりガラス状の中に濃い部分があるかどうかです。ご相談者の場合、そこに触れられていませんが、そのような濃い部分が出てきているようであれば、確定診断のための手術が必要になります。
濃い部分がなく、全てすりガラス状であれば、手術する必要はなく、経過観察でよいと思います。セカンドオピニオンで、画像を診てもらうのも1つの方法です。