各種がん

再発・転移がん

口腔ケアでがん転移抑制の可能性も! 虫歯菌による血管炎症で血栓症・がん転移が増える

2024年4月

「ミュータンス菌によって血管内皮細胞が炎症を起こしていれば、血栓ができやすくなり、血栓ができたら、そこにがん細胞がくっつきやすくなって、がんの転移が増加するということが明らかになりました」と語る樋田さん ヒトの口腔内には約800種の細菌がいると言われています。その中のひとつ、虫歯の原因となる口腔内細菌のミュータンス菌。これが血管に入りこんで体内に循環すると、血管内に炎症をもたらし、がんの転移や血栓...

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失われた機能とQOLを取り戻すため骨転移は積極的に治療を! 『骨転移診療ガイドライン』改訂版は多職種の参加で作成

2023年7月

「今回の改訂版は、多職種によるチーム医療で患者さんのQOLをよくしていくということが最大のメッセージです」と語る柴田さん 骨転移――以前は「骨にまでがんが広がったら、せいぜい痛みをとるくらいしかない」という状態を意味しました。その後、骨転移治療は進歩していきましたが、その情報を啓蒙する必要があると、2015年に初めて『骨転移診療ガイドライン』が発刊されました。今回は、7年ぶりに改訂された第2版のポ...

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脇腹の痛みが続いたら要注意! 増えている骨転移

2022年11月

「脇腹の痛みが続いたら、躊躇せず、主治医に訴えてください」と強調する片桐浩久さん がん医療において、最近問題になっている骨転移。骨転移は、体中どこの骨にも起こり得ますが、頻度が高く、QOLを大きく低下させるような骨折や麻痺を引き起こしやすいのが背骨(脊椎)、上腕骨、大腿骨、骨盤で、中でもいちばん多いのが背骨です。原発となったがんの発症直後だけでなく、がん治療を終えた数年後、がんの種類によっては10...

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がんによる急変には、患者は何を心得ておくべきなのか オンコロジック・エマージェンシー対策

2017年12月

「Shared decision makingという考え方が大切」と語る清水さん がんの急変(オンコロジック・エマージェンシー)は、転移、浸潤、治療による合併症など多種多様である。ときには急激に生命を脅かす症状をもたらす場合もある。そのようながんによる急変には、どのように対応したらいいのか、専門医に伺った。 様々な要因で起こるオンコロジック・エマージェンシー 根治(こんち)が望めない進行再発がんに...

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高齢者機能評価ツールを用いて判断できる可能性 進行再発がんの薬物治療〝進め方と止めどき〟

2016年6月

「薬物治療を進めていく上で、高齢者の機能評価ツールを活用できる可能性があります」と語る長島文夫さん 昨今、抗がん薬や分子標的薬の開発が進み、たとえがんが進行再発した場合でも、治療選択肢は増えてきた。そうした中、新たな問題も生じてきている。それが「いつまで治療を続けるか」という点だ。ここでは、実際にがん患者の多くを占める高齢者を対象に、機能評価の指標を用いて治療を行う専門医に、薬物治療を進めていく上...

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進行・再発がんでケトン食療法が有効か!? 肺がんⅣ(IV)期の介入研究で期待以上の治療成績が得られた

2016年4月

「ケトン食が新たながん治療の選択肢となる可能性も出てきました」と語る萩原圭祐さん がんになると、それまでの食事を見直す人は多い。ただ、何を食べれば、再発を防げるか、また進行・再発がんに対してどういった食事がいいのか、現時点では確固たるエビデンス(科学的根拠)は存在しないのが現状のようだ。そうした中、新たな可能性として注目されているのがケトン食。進行・再発がんに著しく有効だったという研究結果が明らか...

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再発・転移特集/再発・転移の基礎知識

2016年2月

がん患者の約7割でみられる「再発・転移」。この再発・転移が最終的な予後を決定すると言われる。「再発・転移」の基礎知識について、各種の資料をもとにまとめた。 再発・転移とは 縮小したがんが再び大きくなったり、別の場所に同じがんが出現「再発」とは、手術で取り切れていなかった小さながんが残存していて、再び現れたり、薬物療法や放射線治療で一旦縮小したがんが再び大きくなったり、別の場所に同じがんが出現するこ...

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「骨を守る」対策も並行して行う乳がん骨転移治療 日常活動動作や生活の質を維持するために

2016年2月

「乳がんの骨転移治療では、患者さんのQOLを保つことが重要です」と語る公平 誠さん 乳がんは骨に転移しやすい。痛みや骨折、脊髄の麻痺などを起こすことがあり、そうなると日常生活に悪影響を及ぼすことになってしまう。また、加齢によって骨が脆くなった上に骨転移が重なれば、より症状が悪化することにもなりかねず、十分な骨転移対策が必須となっている。 高率で発生する乳がんの骨転移 表1 固形がんにおける骨転移...

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いかに手術に持ち込めるかがカギ 大腸がんの肝転移治療戦略 肝切除においては肝臓の機能、容積の確保が重要

2016年2月

「例え大腸がんが肝臓に転移したとしても、決して諦める必要はありません」と語る吉留博之さん 大腸がんは肝臓に転移しやすい。ただ転移したとしても、決して諦める必要はない時代になってきた。手術で切除できれば、長期生存が可能になってきており、例え手術ができないと判断されても、手術のアプローチ法を変えたり、近年登場した新規薬剤を組み合わせることで、手術に持ち込めるケースも増えてきている。 治癒の可能性のある...

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分子標的薬、サイバーナイフなど肺がん脳転移しても治療法はある 分子標的薬や放射線療法の進化で治療が大きく進歩

2016年2月

「肺がんの脳転移症例に対する治療には大きな進歩が見られます」と語る岡本浩明さん 肺がんは脳転移しやすい。すべての脳転移のうち、半分以上を肺がんが占める。以前は予後がとても厳しかったが、近年は分子標的薬の登場や放射線療法の進化で治療できるようになった。肺がんの脳転移にどう対処するのか、最新の学会報告を交えてレポートする。 肺がんが脳に転移しやすい理由 図1 がん種別の脳転移発症頻度 杏林大学・永根...

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