親が膵臓がんの場合、子供が膵臓がんになる可能性は?

回答者:上野 秀樹
国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科医師
発行:2010年4月
更新:2013年11月

  

私の父親は去年、膵臓がんのために亡くなりました。親が膵臓がんになった場合、子供の膵臓がんの罹患率が高まることはあるでしょうか。

(富山県 男性 31歳)

A あまり心配する必要はない

膵臓がん患者さんの5~10パーセントには第1近親者(親、兄弟、子)に膵臓がんの罹患者がおり、遺伝の関与が考えられています。

第1近親者に膵臓がんの罹患者がいる場合、その人が膵臓がんになるリスクは、2倍程度高まることが報告されています。その他、喫煙(2~3倍のリスク)、糖尿病、肥満、高脂肪食、慢性膵炎などが膵臓がんのリスク要因として挙げられています。とはいえ、リスク要因はあくまでも膵臓がんになりやすい因子を示しただけで、これがあると必ず膵臓がんになるというわけではありませんから、神経質になる必要はありません。

遺伝的素因は変えられませんが、喫煙や肥満などのリスク因子は自分でコントロールすることが可能です。食生活や生活習慣に気をつけ、気になる症状が出たときは、すぐに見てもらえるかかりつけ医を持つとよいと思います。

同じカテゴリーの最新記事

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート6月 掲載記事更新!