各種がん

前立腺がん

新薬で全生存期間延長という臨床試験結果も! 骨転移と併せて骨粗鬆症対策が重要。前立腺がんの骨転移治療

2016年1月

「Bone healthという点では、骨転移と併せて骨粗鬆症対策も重要です」と語る鈴木啓悦さん 骨に転移しやすいという特徴がある前立腺がん。骨転移による痛みや骨折は患者のQOL(生活の質)に大きく影響を及ぼす。この骨転移に対して、最近では骨の健康"Bone health(ボーンヘルス)"という考え方が広まってきており、骨転移と併せて骨粗鬆症に対する対策も重要になってきている。登場が期待される新たな...

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前立腺がん術後の重い尿失禁を改善!「人工尿道括約筋埋込手術」

2016年1月

「この手術によって、重症の尿漏れがガラリと変わります」と話す増田 均さん 前立腺がんの手術後の尿失禁は時間とともに改善するが、中には重症な尿失禁が残ってしまう患者もいる。重い尿失禁があると日常生活に支障が出るばかりでなく、気持ちも塞ぎがちだ。2012年に保険適用となった「人工尿道括約筋埋込手術」は、重い尿失禁を劇的に改善させる効果がある。どんな手術なのだろうか。 手術後に重症の尿失禁が起こることが...

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患者を地域で支える診療体制を構築 前立腺がん地域チーム医療

2016年1月

早期発見、治療で治る そのための適切な診断を連携で植田 健さん 千葉県がんセンター医療局局長/前立腺センター・泌尿器科部長 私が千葉県がんセンターに赴任して10年ほどになります。すでに前立腺がんの治療では日本有数の実績があり、診療科間の合同カンファレンスもありました。そのように前立腺がんを総合的に診る環境が定着しているので、1時間で10数件のデータをレビュー(精査)することもスムーズに行われ、意...

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多様な職種の連携で、骨転移患者さんのQOLを維持する 最期まで自分の足で歩けるように

2015年9月

「骨転移があっても、最期まで自分らしい生活を送れるように支援していきたいと思います」と話す篠田裕介さんと澤田良子さん 骨転移は骨の病気であることから、運動器を専門にしている整形外科医による診療が有用だ。骨転移のがん患者さんが急増するなか、リハビリの必要性や他職種との連携など新しい診療体制が求められている。様々な科が連携して治療にあたる、東京大学医学部附属病院の骨転移キャンサーボードの取り組みについ...

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男性がん罹患全体の約14%を占める PSA診断法の普及が早期がん発見の要因に

2015年3月

国立がん研究センターが提供しているがん情報サービスによると、わが国の前立腺がんによる死亡数は約1.2万人で、男性がん死亡全体の約5%を占めています。また、前立腺がんの罹患数(全国推計値)は約6.5万人で、男性がん罹患全体の約14%を占めています。罹患率は65歳前後から顕著に高くなっており、年齢調整罹患率は1975年以降増加しています。その理由の1つとして挙げられるのが、前立腺特異抗原(PSA)によ...

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新薬ラッシュ!去勢抵抗性前立腺がんはどう治療していくべきか

2015年3月

「新薬の効果は高いですが、いずれも高額なので、使用にあたってはコストについても考慮が必要です」と語る赤倉功一郎さん 前立腺がんはホルモン療法が有効だが、それが効かなくなると、病状が再び悪化してしまう。この状態を「去勢抵抗性前立腺がん」と呼ぶが、これまで去勢抵抗性前立腺がんになると、治療選択肢は限られていた。こうした中、昨年(2014年)には新薬3剤が相次ぎ登場。去勢抵抗性前立腺がんの治療が大きく変...

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前立腺がんの死亡率を減らしたPSA検診

2015年3月

「臨床試験において、PSA検診を行ったほうが前立腺がんによる死亡率が低くなることが実証されています」と述べる中島耕一さん 前立腺がんの検査指標(マーカー)である前立腺特異抗原(PSA)の測定により、前立腺がん患者を絞り込むPSA検診は、初期の無作為化比較臨床試験(RCT)で前立腺がんの死亡率を低下させないとの結果が出たが、その後のRCTでは検診群で死亡率の低下が認められている。PSA検診の意義と課...

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若年者前立腺がんにも対応できる積極的監視療法

2015年3月

「積極的監視療法の課題は診断精度の向上です」と述べるがん研有明病院の米瀬淳二さん 前立腺特異抗原(PSA)検診の導入に伴い、早期前立腺がんが発見されるようになり、前立腺がんによる死亡率の減少効果が認められた地域がある。その一方で、即座に治療すべき必要のない低悪性度の早期前立腺がんに対して過剰治療が行われているのではないかという反省から、PSA監視療法(積極的監視療法)が行われるようになっている。そ...

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普及が進む前立腺がんロボット支援手術のメリット

2015年3月

「ダヴィンチのメリットを多くの患者さんに知っていただきたいですね」と話す大堀 理さん 前立腺がん治療の特徴として挙げられるのが「ロボット支援手術」の普及だ。この言葉から「ロボットが手術をする」と誤解する人もいるようだが、手術をするのはあくまでも医師。ロボットの役割はその指の動きを忠実に手術部位に伝えること。低侵襲と確実さが大きな特徴だ。 骨盤内の狭い空間を多関節で治療 PSA(前立腺特異抗原)検査...

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低コストで安全かつ効果的な進行前立腺がんの順次薬物療法

2015年3月

「日本の社会状況や日本人の性質を考慮した薬物療法が必要です」と話す藤井靖久さん 超高齢化社会において急増する国民医療費は大きな問題だ。進行前立腺がんに対する「順次薬物療法」は、日本人にとって有効で安全であるだけでなく、コストも考慮した新しい治療法。どのように薬を選択していくのか、その方法について専門医に聞いた。 治療効果と安全性に加え、コストも考慮する 高齢者に多く発症する前立腺がんは、高齢化が進...

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