連載

インターネットで探るがん情報

飲酒とがん 飲酒もがんの原因になる

2009年11月

すわ くにお東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。喫煙とがんとの関係は、疑う余地がありませんが、飲酒とがんの関係はどうでしょうか。私自身が酒好きなので、調べてみました。飲酒に関連して起こるがんを、「飲酒関連がん」と呼ぶルールのようです。厚生...

詳細はこちら

がんの転移 転移とは何か、どんな問題があるかを考えた

2009年10月

すわ くにお東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。「がん転移」の問題を、調べました。「がんは転移する」ということと「どのがんがどこへ転移する」ということは知っていても、それにまつわるやや深い問題、たとえば「転移のメカニズム」「転移しやすいが...

詳細はこちら

がんと身体活動 運動とがん予防の効果は明確ではない

2009年9月

すわ くにお東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。がんと身体活動の関係を調べました。このキーワードで検索したところ、検索数は「5百万件」と出ました。しかし、その中身を検討してみると、以下に述べる厚生労働省研究班の報告書を引用しているだけのペ...

詳細はこちら

若い患者さんの大腸がん闘病記 がんという病気の治療は、いわば「未知の領域への探検」

2009年8月

すわ くにお東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。がんの闘病記を調べました。この種の文章は読んでつらいことはありますが、どれも心情にあふれています。今号で紹介する「大腸雁之助の大腸がん闘病記」の著者は、病気発見の時点で34歳でした。期待にた...

詳細はこちら

がん治療と再生医療 再生医療はがん治療の突破口でもあるが、発がんの危険性も

2009年7月

すわ くにお東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。「再生医療」というテーマを、学習する機会がありました。再生医療の中で、広範囲の火傷などによる大きな皮膚の欠損をおぎなうための皮膚の培養はすでに十分に実用レベルです。しかし、この再生医療が「が...

詳細はこちら

乳がん検診の受診率 検診を受けないと寿命はどの程度短縮するか

2009年6月

すわ くにお東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。乳がん検診の受診率が、日本は欧米諸国に比較して低レベルにとどまっていると非難する記事が新聞などでよく掲載されます。そもそも乳がんの死亡率はどのくらいで、検診を受けることによるメリットと、受け...

詳細はこちら

腸内細菌とがん 腸内細菌が発がん物質を産生するか

2009年5月

すわ くにお東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。腸内細菌と、がんの関係を調べてみました。腸内細菌が、発がん物質を産生するとの話を読んだからです。調べてみると、荒唐無稽どころか興味深い話です。腸内細菌を善玉菌と悪玉菌とに分けるのは、比較的普...

詳細はこちら

がん治療とEBM(実証医療) EBMの基本は「無作為割付臨床試験で証明される」ことだが……

2009年4月

すわ くにお東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。今回はEBM(エビデンス・ベイスド・メディスン)とがん、とくにがん治療との関係を探ります。EBMは日本語訳がまだ決まっていません。「実証医療」という訳語が単純明快ですが、採用する人はあまりい...

詳細はこちら

がん治療とビタミンC ビタミンC大量投与の効果には、決定的な証拠はない

2009年3月

すわ くにお東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。「がん治療にビタミンCが有効」という話が、ときどき新聞や雑誌に登場します。その調査結果をお示ししますが、今回は英語論文が中心です。作用のメカニズムは問いません。なぜなら、薬物の作用メカニズム...

詳細はこちら

薬の思わぬ副作用、主作用 バイアグラで視力障害、一方で肺線維症などに有効例

2009年2月

すわ くにお東京大学医学部卒業。マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学などを経て、帝京大学教授。医学博士。専門は麻酔学。著書として、専門書のほか、『パソコンをどう使うか』『ガンで死ぬのも悪くない』など、多数。バイアグラ(一般名シルデナフィル)は、男性の勃起不全の治療薬ですがこの薬がまれに視力障害を招くことがあるらしく、最近話題になっています。このテーマは、一見「がん」と関係ないようですが、薬の副...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート4月 掲載記事更新!