がんサポート8月 胃・食道がん特集 掲載記事更新のお知らせ
●胃・食道がん特集 ※ログインしてご覧ください
進行・再発食道がんに対する化学治療の最新知見 免疫チェックポイント阻害薬登場により前途が拓けてきた食道がんの化学療法
ステージⅡとⅢの食道がんに放射線減量の化学放射線治療 食道がん治療に切らずに食道温存への期待
若手術者の養成が重要課題に 保険適用になった食道がんに対するダヴィンチ手術の現状
●がんと生きる ※ログインしてご覧ください
脳腫瘍を傍らにした元看護婦の心のカルテ オルゴールがおわるまで 第3回
舌がんになった医師が、再発予防のため辿り着いた結論とは 16時間の空腹時間を作ってみることを勧めます
●マインドフルネス・ヨガ:それでいいのだ!
●黒田尚子のがんとライフプラン
●がん相談 大腸がん
【大腸がん】ステージⅠの大腸がんが悪化。完治する治療法はないか
【大腸がん】S状結腸がん・ステージⅢb。抗がん薬治療だけは避けたいが、他にどんな治療法があるか
●セカンドオピニオン
ネット型セカンドオピニオンの有用性が示された ――第24回 日本緩和医療学会学術大会 ランチョンセミナーより
●連載
腫瘍内科医のひとりごと 104 「治療していたい」と言ったKさん
●8月 編集後記
■8月号「がんと生きる」で取材した内科医の青木さん。舌がん治療後、食後16時間空けることが再発防止にいいという結論にたどり着いたそうだ。世界の文献を調べた結果と力説。ただし、がん闘病中ではなく、あくまでもがん予防・再発予防とのこと。16時間も空腹に耐えられそうにないと言ったら、睡眠時間を利用すれば難しくないですよと。ならばと、休日に試してみた。前日早めの夕食を摂ると、16時間後は翌11時過ぎになる。なんだ、休日はだいたいブランチ、厳密ではないが自然と行なっていた。これは「オートファジー」の研究から生まれた。オートファジーとは、「自食作用」という生命現象。この活動は通常では低レベルだが、細胞が飢餓状態になると活発化する。オートファジーはがんをはじめ様々な疾病に関与していることがわかっている。16時間空腹作戦実行中の朝、特集原稿がやっと送られて来た。「ブランチのあと、CDをかけながら原稿整理します」と返信すると、「オシャレな生活ね」。いえ、単に朝昼兼用で、休日に仕事はオシャレにほど遠いでしょう。(松尾)
■以前から現代人は食べ過ぎではないかと思っている。だから私は余程のことがない限り、1日1食をもう20数年近く続けている。ある時、煙草を止めたことがあった。すると食事がおいしくなり、体重が68㎏にまでなって体が重くてどうしようもなくなった。そこで食事の量を減らしてみると54㎏まで落ち、体調は頗る良くなり、今日まで一度のケガ以外、病院の世話になったことはない。今月の「がんと生きる」では『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム刊)の著者の青木厚さんに取材して、私の考えと同じ所があることに改めて意を強くした。(髙橋)