びまん性大細胞型とバーキットの中間のリンパ腫

回答者・岡元るみ子
千葉西総合病院腫瘍内科外来化学療法センター長
発行:2013年10月
更新:2015年5月

  

先日、73歳の父が、びまん性大細胞型とバーキットの中間のリンパ腫であるとの診断を受けました。治療方法が未確立とも聞きましたが、どのような治療が適切なのでしょうか。

(東京都 男性 49歳)

A 新しい概念。より強い化学療法も

今回診断された「びまん性大細胞型とバーキットリンパ腫との中間型の特徴をもつ分類不能B細胞リンパ腫」という分類は、WHO分類の第4版(2008年)に初めて記載されました。

バーキットリンパ腫の典型的な臨床症状、病理組織像、免疫染色や遺伝子の検査結果の全部は一致していないという、B細胞リンパ腫がこれに当てはまります。

まずは、バーキットリンパ腫の治療を検討します。バーキットリンパ腫は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫よりも悪性度が高く、進行のスピードが速く、中枢神経(脳、脊髄)に浸潤しやすいという特徴があるので、バーキットリンパ腫に合わせた治療をしたほうが、治療成績がいいと考えるからです。

しっかりと治療ができれば、化学療法が効きやすいので良好な治療効果が得られ、完全寛解も期待できます。ただし、73歳という年齢のため、副作用の強い治療法に耐えられるかどうかが課題となります。

治療法には、高用量の全身化学療法や髄腔内投与を用いるCODOX-M/IVAC療法、Hyper-CVADなどにリツキサンを併用する方法があります。腫瘍崩壊症候群や骨髄抑制など副作用にも注意が必要です。

主治医とよく相談の上、納得できる治療法を選択することが大切です。

CODOX-M/IVAC療法=エンドキサン(商品名)+オンコビン(商品名)+アドリアシン(商品名)+メソトレキセート(商品名)+イホマイド(商品名)+ベプシド(商品名)+キロサイド大量の交代投与、およびメソトレキセート(商品名)とキロサイド(商品名)の髄腔内投与を併用

Hyper-CVAD=エンドキサン(商品名)+オンコビン(商品名)+アドリアシン(商品名)+デキサメタゾン(一般名) リツキサン=一般名リツキシマブ

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