ホジキンリンパ腫の4期。再発した場合の治療は?

回答者:岡元 るみ子
東京都立駒込病院 化学療法科医長
発行:2008年4月
更新:2013年12月

  

5年前、腹部と脇腹、背中に痛みを感じて、病院で検査を受けました。ホジキンリンパ腫の4期と診断されて、抗がん剤治療を9カ月ほど受けました。放射線治療は受けていません。 現在は、身体に負担のかからない仕事をしながら、家族に支えてもらって、何とか生活を維持しています。再発した場合、どんな治療が有効なのでしょうか。

(大分県 男性 54歳)

A 救援療法後、自家造血幹細胞移植+大量化学療法を行う

ホジキンリンパ腫が再発した場合には、救援療法を行い、これで効果があった場合は、自家造血幹細胞移植を併用した大量化学療法を実施します。たとえば、救援療法では、ESHAP療法というシスプラチン(商品名ランダもしくはブリプラチン)、キロサイド(一般名シタラビン)、デボ・メドロード(一般名メチルプレドニゾロン)を併用した救援療法や、EPOCH療法というべプシド、オンコビン(一般名ビンクリスチン)、エンドキサン、アドリアシン(一般名ドキソルビシン)、プレドニン(一般名プレドニゾロン)などを併用した化学療法を行います。10日間程度の短期入院での治療が可能です。救援療法で治療効果があった場合、自家造血幹細胞移植を併用した大量化学療法を行います。

この治療法は1カ月半から2カ月の入院治療が必要です。この治療を受けるには、移植に必要な自分の造血幹細胞が採取できること、心臓、肺、腎臓、肝臓などの主要臓器機能が十分に保たれていて、大量の抗がん剤治療に耐えられることが必要です。この治療は、治癒をめざしていますが、治療関連死は5パーセントほどで、慎重に行うべき治療です。文献では、3年無病生存率は50パーセントを超えています。

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