連載

ドイツがん患者REPORT

ドイツがん患者REPORT 61 オランダから学ぶ病院の衛生管理

2019年11月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ ドイツでは年間に約60万件の感染症が発生し、2〜4万件の死亡例が出ているとされています。しかし、隣国オランダでは桁違いに少なく、その理由に「良い衛生環境」が挙げられています。良い衛生環境を作るための条件とは、➀手術数を減らすような改善、➁重病人の介護は個別に、➂手の除菌を徹底——だそうです。よく聞く...

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ドイツがん患者REPORT 60 似非科学の健康検査機器⁉︎〝バイオスキャナー〟

2019年10月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 「健康に不安を感じるけど、面倒な検査は嫌だ」というのは、日本でもドイツでもみんなが共有する本音だと思います。僕もそうですよ、今でも。センサーバーを握るだけで、コンピュータが健康状態をチェックして、体に不足しているものがあれば、それを補うサプリメントをその場で購入できる。予約や待ち時間もなし、採血すら...

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ドイツがん患者REPORT 59 知人の自主製作映画

2019年9月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 8月1日のライブを最後に、一旦映画のプレゼンのバンド活動は終了しました。4月から4カ月間、長いようであっという間でした。映画とは、僕のバンドINCSの仲間、フランツィーの旦那さんであるトーマス・シュヴェンデマンの自主製作映画のことです。 映画のストーリー   映画は、若者ローランドが...

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ドイツがん患者REPORT 58 日本からの訪問者

2019年8月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 2008年11月末に僕の直腸がん肝転移が見つかり、闘病生活に入ってもう10年半。その間には3週間の帰国や娘の結婚等のイベントが色々あっても、これほど忙しい6月はありませんでした。バンドINCSのボーカルとフルートを担当しているフランツィーの旦那さんが、娯楽映画を自主製作。それがミュンヘン映画祭にノミ...

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ドイツがん患者REPORT 57 「食品添加物でもめるEU」

2019年7月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 「きれいに見えたほうが良い」のは世界共通でしょう。それは印刷物でも、壁の色でも、食料品でも。とくに和食の影響で「目で食を楽しむ」ということが言われ始め、武骨なドイツでも盛りつけを凝ったりするようになってきました。食料品、とくに菓子類は子供が選ぶことも多いせいか、ぱっと目を引いて美味しそうに見える商品...

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ドイツがん患者REPORT 56 「ブレグジットで医薬品が逼迫?」

2019年6月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ EUは、英国のブレグジット(EU離脱)を2019年10月31日まで延長しました。延長になったからと言って、ブレグジットによる影響が緩和されるわけでもないですが、「とりあえずは、まだ先か」というのが一般的なドイツ国民の感情で、楽観視している面があります。僕は「いい加減にして」とあきれを通り越して、飽き...

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ドイツがん患者REPORT 55 「新薬をすぐ使用できるリスク」

2019年5月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 一般的にドイツの患者は、他の欧州諸国の患者より早く新薬を使うと言われていて、実際にそうです。幸運に思えることですが、そこに大きな落とし穴があったという話を、先日テレビで見ました。バイオジェン(Biogen)社が開発したジンブリタ(Zinbryta:一般名タグリズマブ)という新薬を、承認後すぐに多くの...

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ドイツがん患者REPORT 54 「日本から来た短期留学生」

2019年4月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 2月に入り寒い日が続き、ニンフェンベルグ城のお堀が凍りついて「アイスホッケーやカーリングをする人が見られるかな」と犬の散歩中に思っていました。ところがその後、異常に暖かい日が続いて3月になってしまい、もう春の到来のようです。 我が家に来た日本からの留学生 2月の中旬、日本から短期の女子留学生がやって...

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ドイツがん患者REPORT 53 「病院の食事」

2019年3月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 僕は手術するとわかれば、とにかくカロリーの高いものを食べて体重を1グラムでも増やそうと努めました。理由は病院の食事が全く口に合わなくて食べられなくなり、極端に痩せてしまうからです。よく入院していた頃は、抗がん薬の副作用で味覚がおかしくなりました。感じるのは甘味だけ、苦みはかすかにわかる程度。塩味や辛...

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ドイツがん患者REPORT 52 「抗がん薬としてのメサドン」

2019年2月

「懲りずに夢を見ながら」ロックギタリストを夢みてドイツに渡った青年が生活に追われるうち大腸がんに‥ 少し前の話になりますが、昨今のドイツの風潮によくありがちな話なので紹介します。メサドン(商品名メサペイン)、ドイツでは麻酔薬にも分類されている鎮痛薬が、日本でも中程度から高度の疼痛を伴うがん患者に処方されていると聞きました。薬自体は、かなり前からドイツにはあり、構造がシンプルな鎮痛薬です。10年ほど...

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