連載

腫瘍内科医のひとりごと

腫瘍内科医のひとりごと 147 薬物療法が効くということ――胃がん

2023年3月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 最近の胃がんの診療では、内視鏡検査で、「AI(人工知能)が生検する場所を指示してくれる技術」、手術では、「ロボット技術で、大きく開腹しないですむこと」などがトピックとしてあげられてきました。 胃...

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腫瘍内科医のひとりごと 146 大腸内視鏡検査

2023年2月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 毎朝の早い出勤がなくなったためか、この1カ月、排便がすっきりしない。弱い下剤を飲んでみても、どうも同じだ。左下腹部がときどき痛み、ときにむかむかするのは下剤のためかはわからない。 下腹部痛は強く...

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腫瘍内科医のひとりごと 145 がん治療の50年

2023年1月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 私が、がん治療を専門として50年になります。大学卒業後2年目、私は青森県のある病院で急性白血病の患者を受け持っていました。患者の病状が一進一退している頃、青函トンネル工事現場を、日曜日に何回か見...

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腫瘍内科医のひとりごと 144 昨今の経験――胃内視鏡治療

2022年12月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Bさん(45歳 男性)は、この夏頃からなんとなくむかむかする感じがあり、近くのG胃腸科を受診し、胃内視鏡検査を受けました。その結果、「胃に2㎝くらいのすこし盛り上がった所が2カ所あり、早期胃がん...

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腫瘍内科医のひとりごと 143 キノコはがんに効く⁈

2022年11月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 2日、雨の日が続きました。狭い庭の畑にキノコの塊を3カ所見つけました。昨日までは、確かにまったくなかったのです。砂利の中にごっそり生えています。ネットの写真では、食べられるのか、食べられないのか...

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腫瘍内科医のひとりごと 142 1回だけの治療でがんが消える治療!

2022年10月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 コロナ流行が続いてもう3年になります。マスク、手の消毒はやっても、人流を制限しないで、本当に大丈夫なのだろうか? 特効薬はなく、亡くなる方もたくさんおられ、毎日、夕方の感染状況の報告が気になりま...

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腫瘍内科医のひとりごと 141 甲状腺腫と田舎暮らし

2022年9月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 これはAさん(63歳、男性)のお話です。会社を退職した後、ひとり、庭のわずかな畑で野菜を作り、毎日山を眺めて過ごしています。今年は畑にメロン、スイカ、カボチャを植えました。庭から続く坂を下りると...

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腫瘍内科医のひとりごと 140 間質性肺炎……免疫チェックポイント阻害薬の副作用

2022年8月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Aさん66歳男性、進行肺がんと診断され、がんの塊は両側の肺に認め、手術は無理で、薬物治療となりました。抗がん薬治療では、3~4週を1サイクルとして、4クールの予定で開始されましたが、最初の1クー...

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腫瘍内科医のひとりごと 139 帯状疱疹ワクチン

2022年7月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 Aさん56歳、男性です。昨日から、右の肩から腕にかけてチクチクするというのです。皮膚には何も変化はありません。1年前に胃がんの手術後に、抗がん薬治療を受けていた患者さんです。私は帯状疱疹を疑うと...

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腫瘍内科医のひとりごと 138 開発進む抗体薬物複合体

2022年6月

ささき つねお 1945年山形県出身。青森県立中央病院、国立がんセンターを経て75年都立駒込病院化学療法科。現在、がん・感染症センター都立駒込病院名誉院長。著書に『がんを生きる』(講談社現代新書)など多数 68歳、男性。微熱が続き、頸部、鼠径部のリンパ節腫大があり、B病院を受診しましたが、診断がつかず、経過をみることになりました。しかし、半年経っても時々高熱となり、体重は4㎏減り、リンパ節は大きく...

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