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アービタックス/エルビタックス(一般名:セツキシマブ)最近話題の『分子標的薬』。イリノテカンで効果のなかった進行性大腸がんに、最後の砦としての期待

2005年12月

従来の抗がん剤には、正常な細胞にもダメージを与えてしまう欠点がありました。理由は簡単です。がん細胞と正常な細胞を、区別なく攻撃するように作られていたからです。しかし、最近、がん細胞の増殖メカニズムのみを攻撃し、正常細胞には害の少ない薬剤が開発されています。それが『分子標的薬』であり、優れた効果と少ない副作用が利点とされています。今回は、分子標的薬剤の大筋をご理解いただき、その上でエルビタックスが、...

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UFT(一般名:テガフール・ウラシル)注目の臨床成績。非小細胞肺がんの術後補助療法で、延命効果が認められた

2005年10月

UFTは、5-FUという抗がん剤を改良した飲み薬(経口抗がん薬)です。その用途は大変に広く、頭頸部がん、肺がん、乳がん、胃がん、結腸・直腸がん、肝臓がん、胆管がん、胆のうがん、膀胱がん、前立腺がん、子宮頸がんの治療に使われています。最近の明るい話題として、非小細胞肺がんの手術後にUFTを投与すると、生存期間の延びることがASCO(米国臨床腫瘍学会)で発表されました。今回は、そのデータを中心に解説し...

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ゾメタ(一般和名:ゾレドロン酸/一般洋名:ゾレドロネート)高カルシウム血症の治療薬骨転移に伴う諸問題にも大きな効果

2005年9月

女性では乳がん、男性では前立腺がんにおいて、「骨転移」が多く起こります。骨転移を起こせば、「痛み」「骨折」「高カルシウム血症」などの問題が生じます。ゾメタは、そうした骨転移に伴う諸問題を解決、もしくは軽減するために開発された薬剤です。国内では、悪性腫瘍による高カルシウム血症に対する効能が、まず先行して承認されました。近々その他の効能も、追加承認される見込みだそうです。類似薬アレディアとの違いも含め...

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ティーエスワン/TS-1(一般名:テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム)効果の増強と、副作用軽減を同時に狙った経口抗がん剤

2005年8月

抗がん剤治療は、効果が高く・副作用の少ないことが理想です。そこで考案されたのがTS-1。消化器がんに使われる5-FUを土台に、いろいろな工夫がほどこされています。わが国における進行再発胃がんの治療において、約8割の医師が第1選択薬として使用しています。 消化器がんの治療に用いる抗がん剤と言えば、その代表格は5-FU(一般名フルオロウラシル)です。TS-1は、新しく物質を作った訳でなく、その5-F...

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ベルケイド(一般名:ボルテゾミブ)世界初の作用機序を持つプロテアソーム阻害薬。多発性骨髄腫に有効

2005年7月

ベルケイドは多発性骨髄腫への有効性が臨床試験で認められた薬剤です。 既存の薬剤よりも効果が高く、副作用も比較的軽微であることが認められています。多発性骨髄腫は、本来ならばウイルスや細菌と戦うはずだったある種の免疫細胞(形質細胞)ががん化してしまう血液がんの一種です。血液がんの中では、悪性リンパ腫に次いで2番目に多いがん種ですが、がん全般からみると約1パーセント(国内推定1万1000人)ほどの稀なが...

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アリミデックス(一般名:アナストロゾール)乳がんの再発予防を担う次代のエース薬

2005年6月

アリミデックスは、閉経後乳がんの治療に使われる新しい経口治療薬です。乳がん増殖のキーとなるエストロゲンを作り出すアロマターゼの働きを阻害し、がんの増殖を抑制します。 新しい閉経後乳がんの経口治療薬として、アロマターゼ阻害薬が国内承認されています。アリミデックス錠(一般名アナストロゾール)は、そのうちの1つです。この抗がん薬を理解するために、まず、乳がんとエストロゲンの関係や、ノルバデックス...

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リュープリン(一般名:リュープロレリン)偽ホルモンでエサを断ち前立腺がん、乳がんを抑える

2005年5月

リュープリンは性腺刺激ホルモンの分泌を抑制します。そのため、ホルモン依存性のがんである前立腺がんや閉経前乳がんの増殖を抑える働きがあります。リュープリンは粉末と液体がセットになっており、使用前に両方を混ぜて皮下に注射すると、1カ月にわたって一定の割合で薬が溶け出し続けます。性腺刺激ホルモンの分泌を抑える薬剤リュープリンは、進行した前立腺がんや閉経前乳がんの治療に使用されるLH-RHアナログ剤と呼ば...

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ナベルビン(一般名:ビノレルビン)非小細胞肺がんに有効で、近く転移性乳がんにも認可の見込み

2005年3月

ナベルビンは非小細胞肺がんに有効な薬です。細胞分裂を妨げることでがん細胞の増殖を抑える働きをします。また転移性乳がんに対しても、ハーセプチンとの併用療法で高い効果が期待されています。 転移性乳がんの併用療法でも大きな効果が期待されている薬ナベルビンは、肺がんの非小細胞がんに使われる抗がん剤です。肺がんは大きく「小細胞がん」とそれ以外の「非小細胞がん」に分けられます。非小細胞がんは、さらに「腺がん...

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リツキサン(一般名:リツキシマブ)B細胞型の非ホジキンリンパ腫に有効な新しい薬

2005年2月

リツキサンは悪性リンパ腫の一つである非ホジキンリンパ腫に効果のある薬です。 ほかの薬と組み合わせて治療を行うR-CHOP療法は、標準治療になりつつあります。 リツキサンの登場で非ホジキンリンパ腫の治療は新たな段階になったといえます。がん細胞を標的として結びつくように設計された薬リツキサンは、非ホジキンリンパ腫に用いる薬で、モノクローナル抗体薬の一つです。2001年に発売が開始された比較的新しい薬で...

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エルプラット/エロキサチン(一般名:オキサリプラチン)進行・再発大腸がんに有効な世界標準の抗がん剤

2005年1月

エロキサチンは進行・再発大腸がんの治療薬として優れた効果を発揮する抗がん剤です。60カ国以上の国で認められていますが、日本ではいまだに未承認のために使用することができません。現在エロキサチンで治療をしている人は個人輸入をしています。日本での承認が待ち望まれる進行大腸がんに有効な薬 進行・再発大腸がんの第一選択の治療薬、 エロキサチン進行・再発大腸がん(特に結腸がんと直腸がん)に対する抗がん剤治療...

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