繰り返す口内炎。がんの原因になる?
2013年11月
右頬の裏側の同じ個所で何度も口内炎を繰り返しています。18歳のときに奥歯(臼歯)の虫歯を治療したのですが、そこが劣化して当たっているようです。「家族ががんになる」と脅かすのですが、本当にそんなことががんの原因になるのですか。また自己チェック法を教えて下さい。(山梨県 男性 33歳)A 悪化する一方なら要注意東京医科歯科大学頭頸部外科教授の岸本誠司さん入れ歯が合わないなどの理由で、ずっと同じ箇所で炎...
頭頸部がん
2013年11月
右頬の裏側の同じ個所で何度も口内炎を繰り返しています。18歳のときに奥歯(臼歯)の虫歯を治療したのですが、そこが劣化して当たっているようです。「家族ががんになる」と脅かすのですが、本当にそんなことががんの原因になるのですか。また自己チェック法を教えて下さい。(山梨県 男性 33歳)A 悪化する一方なら要注意東京医科歯科大学頭頸部外科教授の岸本誠司さん入れ歯が合わないなどの理由で、ずっと同じ箇所で炎...
2013年11月
5年ほど前、犬歯の歯茎の部分の異常に気づきました。歯磨き時に数日続けて出血したので、触るとブヨブヨした感じで、かかり付けの歯科へ行きました。「歯周病でしょう」ということで、歯石を取ったり薬を塗ったりして、教わった日常のケアをしたらすぐに出血は止まりました。2年前と2カ月前にも同じ経過があって、少し心配になり、調べると歯肉がんというがんがあるとか。どんな症状ですか。受診するならどの診療科へ行けばよい...
2013年11月
Ⅰ期の舌がんです。舌のやや奥の右側の辺縁にがんができたのですが、治療法は手術と放射線治療のどちらも選ぶことができるそうです。医師からは選ぶ基準の説明を受けたのですが、よく理解できませんでした。食べること、話すことに支障の出ないような治療を希望したいと思っているのですが……。(岐阜県 男性 68歳)A Ⅰ期なら、治癒率も機能温存面でもほとんど差はなし東京医科歯科大学頭頸部外科教授の岸本誠司さん大きさ...
2013年6月
舌がんのステージⅣaです。手術のあとに抗がん薬治療を続けていますが、頭頸部のがんにも分子標的薬が使えるようになったと知りました。少しでも可能性のあるものにすがりたい気持ちです。私にも適応されるでしょうか?(神奈川県 女性 40歳)A 再発したときには使える2012年の末に、日本では大腸がん治療薬として承認されていた分子標的薬のアービタックスが、頭頸部がんについても適応追加の承認を受けました。頭頸部...
2013年6月
2年前に舌がんと診断され、手術で舌の3分の2を切除し、再建術を受けました。そのあと、発声がうまくできません。また誤嚥でも悩んでいます。対処法はあるのでしょうか?(東京都 男性 50歳)A リハビリも進んでいる頭頸部のがん治療の課題は、形態や機能の維持・再建を考慮するということです。呼吸や摂食、嚥下(飲み込むこと)、構音(発音)といった生命の維持やコミュニケーションに欠かせない機能があるため、それを...
2013年6月
舌の奥に痛みを感じることが続いたので、鏡で見ると白い固まりが見えました。口内炎かと放っておいたのですが、知人に聞くと「がんでは」と言う人や「耳鼻咽喉科に行けば」と言う人もいます。まずは近くの医院にかかるべきでしょうか? (42歳 女性 東京都) A いろいろな原因が考えられる 東京医科歯科大学頭頸部外科教授の岸本誠司さん 人体の首から上で頭を除いた部分を頭頸部と呼びます。頭頸部がんはすべてのがんの...
2013年5月
Ⅲ期の舌がんと診断されました。これから外科手術に入るそうです。ただ、担当医からは治療に入る前に口腔ケアをしましょうと言われています。具体的には何をするのでしょうか、その効果も教えてください? また、患者にできることはあるのでしょうか?(東京都 女性 48歳)A 治療前からの口腔ケアが大切舌がんや口腔底がんなどの頭頸部がんでは、放射線治療や抗がん薬治療、また、再建術をともなうなど大きな外科手術が必要...
2013年5月
鼻づまりが続いていたので検査をしたところ、鼻腔がんと診断されました。転移はないそうです。かなり大掛かりな外科手術を要すると言われました。顔なので、できれば手術をしたくありません。インターネットで調べたところ、陽子線治療というものがあるそうですが、受けられるのでしょうか? また、費用に関しても教えてください。(福岡県 女性 39歳)A 陽子線は集約した照射が可能陽子線は放射線の1種で、一般の放射線治...
2013年5月
Ⅱ期の腺様嚢胞がんと診断され、左耳下腺を全摘出しました。しかし、3カ月後に局所再発が見つかりました。今後の治療法を教えてください。(兵庫県 男性 54歳)A 原則として外科治療を考慮する唾液腺は、耳下腺、顎下腺、舌下腺といった大唾液腺という大きなものから、咽喉や口に多くある小唾液腺という小さなものまであります。唾液腺がんは耳下腺に発症するものが多く、手術可能であれば外科的切除が第1選択となります。...
2013年2月
飲み込むときに痛みがあり、病院で検査してもらったところ、中咽頭の側壁の扁桃腺に初期(Ⅱ期)のがんと診断されました。治療法としては、放射線の外照射を提案されていますが、私は手術で全部とってしまいたいと思っています。その考え方は間違っているでしょうか。それぞれの治療法のメリットとデメリットを教えてください。(千葉県 男性 66歳)A 初期であれば手術を考慮中咽頭にできるがんにはいくつかの種類があります...