各種がん

非小細胞肺がん

バイオマーカーをよく理解し、より効果的な治療を受けよう 個別化治療を推し進める肺がんのバイオマーカーとは?

2010年6月

静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科部長の 山本信之さん 今、肺がんは、がん治療のなかでも個別化治療が進んでいる分野の1つ。その個別化治療を急速に推し進めているのがバイオマーカーの存在だ。治療効果だけでなく、副作用に関しても重要な意味をなしている。 注目を集める肺がんのバイオマーカー がんの分子標的薬による治療が進むにつれて、「バイオマーカー」という言葉が知られるようになってきた。 バイ...

詳細はこちら

アバスチンの併用で奏効率が高まり、病状の悪化を防ぎ、生存期間も延長した 切除不能な進行・再発非小細胞肺がんの最新薬物療法

2010年6月

兵庫県立がんセンター 呼吸器内科部長の 里内美弥子さん 昨年の11月から、分子標的薬の「アバスチン」が、扁平上皮がんを除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんの治療に使えるようになった。 国内外で行われた臨床試験では、奏効率を高め、病状の悪化を防ぎ、生存期間も延長することが確認されている。 適切な患者さんを選択して使用することで、喀血など危険な副作用のリスクを回避できるようになってきた。 頭...

詳細はこちら

肺がん治療の世界的権威に聞く 英国の肺がん治療を大きく変えた新薬の登場とその事情

2010年5月

英国マンチェスター大学、 国立クリスティー病院の 腫瘍学教授の ニコラス・サッチャーさん 英国の肺がん治療の権威として知られるニコラス・サッチャー教授が来日したのを機に、肺がん、なかでも非常に割合の多い非小細胞肺がんの治療をめぐる最新事情について伺った。   ニコラス・サッチャー(Nicholas Thatcher) 英国マンチェスター大学、国立クリスティー病院の腫瘍学教授。王立...

詳細はこちら

遺伝子レベル・組織レベルでがんを知り、より効果的な治療を探る 遺伝子変異の解明と新薬の登場で、肺がん「個別化治療」の幕開け

2010年1月

近畿大学医学部内科学教室 腫瘍内科部門准教授の 倉田宝保さん がんについて、遺伝子や組織型の違いによって効果的な薬剤が異なることがわかってきた。 その違いにしたがって、抗がん剤や分子標的治療薬を使い分けていく新しい考え方の治療が「個別化治療」だ。 今、この治療によって、患者さんの生存を延ばすばかりか、副作用も緩和できるようになってきた。 「個別化治療」は、がんの違いによる治療法 最近、「肺がん」...

詳細はこちら

非扁平上皮がんでペメトレキセドが生存期間を延長との結果を受けて 非小細胞肺がんのファーストラインが変わる!?

2010年1月

神奈川県立がんセンター 呼吸器外科医長の 坪井正博さん 非小細胞肺がんの薬物療法は、プラチナ製剤を含む2剤併用が標準的治療である。2009年5月に承認された肺がんに対する新しい薬は、抗がん剤の選択に関する従来の考え方に変化をもたらした。組織型別に治療を変えるという道が示されたのだ。 最近、肺がん、ことに非小細胞肺がんに対する薬物療法が大きく変革しつつある。イレッサ(一般名ゲフィチニブ)などの分...

詳細はこちら

新たな分子標的薬の登場で、劇的な効果がみられる人も 選択肢が増えてきた!! 非小細胞肺がんの最新化学療法

2010年1月

国立病院機構沖縄病院 副院長の 久場睦夫さん 肺がん全体の約8割を占める非小細胞肺がん。その非小細胞肺がんの治療において、化学療法は重要な位置を占めている。 とくに最近では、イレッサ、タルセバなど新たな分子標的薬の登場で、患者さんにはさまざまな選択肢が出てき始めた――。 肺がんの多くは化学療法が必要 [非小細胞肺がんに対する治療方針]   治療方針 1A期 手術 1B期 ...

詳細はこちら

補助化学療法の有用性をよく理解して治療を受けることが大切 経口抗がん剤による肺がんの術後の治療。2~3センチの腫瘍径の生存率がアップ

2009年11月

神奈川県立がんセンター 呼吸器外科医長の 坪井正博さん 肺がん手術でがん細胞をきれいに切除できても微小転移が起きている可能性がある。この微小転移が徐々に大きくなって再発につながることがあるので、再発予防のための術後補助化学療法としてUFTを服用することで2~3センチの腫瘍径の患者さんに有効であることが、神奈川県立がんセンター呼吸器外科の坪井正博さんらの無作為化比較試験の結果、明らかになった。 補...

詳細はこちら

日本からは、全身状態が悪くなった肺がん患者さんに朗報も 抗がん剤の効果と副作用で明らかになった人種差・民族差の大きさ

2008年8月

埼玉県立がんセンター 呼吸器科部長の 酒井洋さん 2008年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)では、肺がん領域においてもいくつかの注目すべき発表があった。なかでも日本の患者さんにとって関心が高いと思われるのは、全身状態不良の非小細胞肺がんでも、EGFR(上皮成長因子受容体)遺伝子変異があればイレッサ(一般名ゲフィチニブ)がファーストライン(1次治療)で有効という日本の研究グループの報告である。また、...

詳細はこちら

がんのタイプによって薬を選べる時代が近づいた 変わる非小細胞肺がんの最新化学療法

2008年7月

国立がん研究センター東病院 呼吸器科医長の 久保田馨さん 肺がんの8割以上を占める非小細胞肺がんの治療が大きく変わってきている。術後の化学療法(補助療法)の有効性が明らかになる一方、進行がんでも化学療法によって生存期間の延長が認められるようになり、内科治療での根治が期待できるケースも出てきた。効き方に違いがあるさまざまな薬が登場しており、近い将来がんのタイプ別に、より効果的で安全性の高い薬を選ぶ時...

詳細はこちら

間質性肺疾患の合併に気をつければ、間質性肺炎は防げる 肺がんの分子標的薬はサードラインで使うのが標準的

2008年6月

国立がん研究センター中央病院 特殊病棟部医長の 大江裕一郎さん イレッサの副作用が社会問題として取り上げられたのは記憶に新しい。けれども、上手に使えば劇的な効果が見られるのも事実だ。 現在、肺がんの分子標的薬はどのように使われているのだろうか。国立がん研究センター中央病院特殊病棟部医長の大江裕一郎さんに解説いただいた。 イレッサでがんが小さくなり4年以上という人も 肺がんの治療に使われる分子標的...

詳細はこちら

  • 会員ログイン
  • 新規会員登録

全記事サーチ   

キーワード
記事カテゴリー
  

注目の記事一覧

がんサポート4月 掲載記事更新!