山本寛斎さんと池江璃花子さんとの治療の違いは
2020年9月
ファションデザイナーの山本寛斎さんが急性骨髄性白血病で死去(2020年7月21日享年76歳)されたとの報道がありました。確か山本さんは今年(2020年)の2月に急性骨髄性白血病と診断されたと、公表していたと思います。白血病と診断されてわずか5カ月余りで亡くなられていますが、こんなに早く亡くなる病気なのでしょうか。競泳の池江璃花子さんは完治されたとのことですが、山本さんとの治療の違いがあったのでしょ...
2020年9月
ファションデザイナーの山本寛斎さんが急性骨髄性白血病で死去(2020年7月21日享年76歳)されたとの報道がありました。確か山本さんは今年(2020年)の2月に急性骨髄性白血病と診断されたと、公表していたと思います。白血病と診断されてわずか5カ月余りで亡くなられていますが、こんなに早く亡くなる病気なのでしょうか。競泳の池江璃花子さんは完治されたとのことですが、山本さんとの治療の違いがあったのでしょ...
2020年9月
白血病は比較的若い人が罹る病気だと思っていましたが、76歳の山本寛斎さんが発症して亡くなられたことに驚いています。白血病は高齢者でも頻繁に発症するのでしょか。また、高齢で発症すると完治することは難しいのでしょうか。 (24歳 女性 千葉県) A 分子標的薬治療が期待されている 日本赤十字社医療センター血液内科副部長の塚田さん 実は白血病の罹患率は年齢とともに上昇し、人口10万人あたりの罹患率は60...
2020年9月
白血病で治療中だった競泳の池江璃花子さんが最近、競泳の練習を始めたとの報道がありました。池江さんは完全に完治されたのでしょうか。もし完治されているとしたら、発病前と体調に変化はないのでしょうか。また白血病は再発することはあるのでしょうか。白血病という病気についてよく知らないのでよろしくお願いいたします。 (34歳 男性 東京都) A 年月が経過すれば再発のリスクは低くなる 日本赤十字社医療センター...
2020年8月
68歳の父のことでご相談です。父は急性骨髄性白血病(AML)、FLT3遺伝子変異ありと診断され、入院して化学療法を受けました。ただ、FLT3遺伝子に変異がある人は治りにくい、と主治医から説明を受けました。その後、地固め療法も終わり現在は寛解状態です。男性のほうが治療成績は悪いと聞き、また、75歳以下なら骨髄移植をやるべきだと本で読んで、父が元気なうちに骨髄移植をしたほうがいいのではないか、と主治医...
2020年8月
67歳の母のことでご相談です。2018年3月に急性リンパ性白血病(ALL)と診断され、寛解導入療法、地固め療法を行い寛解となり、同年11月に退院。その後、維持療法を行っていましたが、2019年11月に子宮の髄外腫瘤(腫瘤の大きさ8㎝)。その時点で骨髄検査の結果は異常なし。ビーリンサイトを2クール行ったが、腫瘤の大きさは3㎝にしかならなかった。2020年3月にミニ移植の臍帯血(さいたいけつ)移植を行...
2020年8月
46歳の夫がびまん性大細胞性型B細胞リンパ腫(DLBCL)と診断されました。現在は大学病院に入院して抗がん薬治療中ですが、口内炎がひどくあまり食事がとれないようです。腎臓にも腫瘍があり、透析になるかもしれないとのことで、本人は、ひどく落ち込んでいます。家族としては前向きに治療をがんばって欲しいと思っているのですが、口をついて出る言葉は、何で自分だけがこんな病気になっただとか、そんな言葉ばかりで、ど...
2020年7月
2018年11月に健康診断(X線)にて左肺スリガラス陰影ありと指摘。その後、2回にわたりCT検査を実施したが、異常なしで経過観察となった。2019年6月に左鎖骨リンパ節に違和感があり針生検を行ったところ、肺腺がんを確認。PET検査の結果、左下葉肺がん、多発リンパ節転移の疑いで、ⅢB期の疑いありと診断されました。その後、がんセンターで再度、検査を受けた結果、非小細胞肺がん(腺がん)で、左下下葉の心臓...
2020年7月
タバコと肺がんの因果関係がよく言われていますが、これは根拠がある話なのでしょうか。因果関係はないという医師もいるようですが、どうなのでしょうか。タバコを吸ってなくてもがんに罹る人もいるし、反対にタバコを吸っていたからといって、がんに罹らない人もいます。もし喫煙者が肺がんに罹ったとして、非喫煙者の場合と比べて不利になることはありますか。聞くところによれば、免疫チェックポイント阻害薬単剤の場合、非喫煙...
2020年7月
妻が肺がんで治療中ですが、脊髄に転移しているため手術ができない状態です。何か他に治療法はないのでしょうか。 (72歳 男性 東京都) A 免疫チェックポイント阻害薬と化学療法で完治の可能性も 日本医科大学大学院医学研究科呼吸器内科学分野教授の久保田さん Ⅳ期の肺がんの場合、脊髄への転移に限らず、転移があれば手術ではなく薬物療法が中心になります。脊髄への転移のよる痛みがあれば、そこだけに放射線を照射...
2020年6月
3年前の2017年4月に非小細胞肺がんステージ(病期)1bとの診断を受けて、左肺の1/3を切除する手術を受けました。遺伝子変異がEGFR陽性とのことで、手術後、再発を予防するためにイレッサ(一般名ゲフィチニブ)を服用していましたが、2019年1月に脳転移が見つかり、ガンマナイフで治療。その後、1年以上タグリッソ(同オシメルチニブメシル酸塩)を服用していましたが、効かなくなっていると言われ、タキソー...