がんサポート5月 放射線治療特集 掲載記事更新のお知らせ
●放射線治療特集 ※ログインしてご覧ください
あなたの「がん」は放射線治療に向いているのか 直腸がんに新たなトピックも!
世界で初めての画期的なBNCT治療が間近に! 頭頸部がんに対する適応承認は今後の大きな発展契機に
1回の照射線量を増やし、回数を減らす治療は今後標準治療に 前立腺がんへの超寡分割照射治療の可能性
●がんと生きる ※ログインしてご覧ください
プロミュージシャンを目指していた19歳に松果体腫瘍を発症 完治した今、父のように人を楽にしたいと鍼灸整骨院院長に
●闘病記大賞 ※ログインしてご覧ください
妻と共にがんと闘った追憶の日々 君を夏の日にたとえようか 第5回
●マインドフルネス・ヨガ:それでいいのだ!
●がん相談 肺がん
【非小細胞肺がん】ALK陽性の肺がんでの免疫チェックポイント阻害薬の効果を知りたい
【非小細胞肺がん】どの時点で抗がん薬を変更すべきか迷っています
●連載
精神腫瘍医・清水 研のレジリエンス処方箋 第2回 がんを告知されたとき ――つらい気持ちとの向き合い方
腫瘍内科医のひとりごと 113 新型コロナウイルス感染症とがん治療
ドイツがん患者REPORT 67 パンデミックがEUの問題を明るみに
●5月 編集後記
■新型コロナウイルスのパンデミックで、日本のICU病床数が諸外国と比べ少ないことが問題になった。日本集中治療医学会は10年以上前からICU病床の少なさを警告していたとのことだが、これまで注目を集めることはなかった。世界でもっとも多い米国の感染者数は100万人を超えた。日本は1万4千(4月28日現在)でも医療崩壊が逼迫と言われ、具合が悪くても入院待機もおきている。埼玉では入院出来る病床は300たらずで、自宅待機中の患者さんが続けて亡くなった。これ以上何としても感染を抑え込まなければ、治療を受けられない患者が増える。思わぬことで医療の脆弱な側面が露呈した。これを機会に、すばやい検査など医療政策に取り組んでほしい。(松尾)
■早期乳がん治療中の女優の岡江久美子さんが、新型コロナで亡くなったことで、乳がん患者さんのみならず、がん治療中の患者さんたちに不安が広がっている。専門医は「早期の乳がん手術後に行う放射線治療が、重症化を招く科学的根拠は現時点ではない」とは言うものの、不安が収まることはない。そんな折も折、政府は新型コロナ治療薬としてエボラ出血熱の治療用に開発していた抗ウィルス薬「レムデシビル」を、5月にも重症患者さん向けに承認すると発表した。軽症者向けにはインフルエンザ治療薬「アビガン」を使用できるようになるはずである。あとは早期にワクチンの開発が待たれるところだ。体調管理をして予防に努めることはもちろんのこと、この報道で少しは不安が解消できるならそれにこしたことはない。(髙橋)