各種がん

1人ひとりに合った治療も! 乳がん丸わかり図解

2012年3月

乳がん治療に精通している 猿丸修平さん 日本女性の16人に1人がなるとされている乳がん。しかも、乳がんの罹患者数は増え続けています。そんな患者さんのために、乳がんとは何か、乳がんのいちばんの基本から、わかりやすく解説しましょう。 Q 乳がんってどこにできるの?乳腺組織に発生したがんのことを乳がんという。ほとんどの乳がんは、小葉のそばにある乳管の上皮細胞が増殖して発生する。 がんは乳管の内側で発生...

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乳がんホルモン療法の最前線 サンアントニオ乳がんシンポ2011の成果を中心に 乳がんも個別化治療の時代に閉経後乳がんのホルモン療法最新情報

2012年3月

「自分に合ったよりよい治療を行うには、 医療者とよく相談することが大切です」 と話す 津川浩一郎さん 乳がんも個別化治療の時代に突入しました。 閉経後乳がんの個別化治療として、ホルモン療法のアロマターゼ阻害剤がキードラッグの1つとなっています。ホルモン受容体陽性乳がんの個別化治療ホルモン受容体陽性乳がんでは一般に腫瘍細胞のエストロゲン受容体にエストロゲンが結合することで増殖、進行します。実際には、...

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個別化治療にさらなる1歩。がんの特徴に合わせた治療で高い効果が 進行・転移性乳がんでポスト標準治療の成果~サンアントニオ乳がんシンポジウム2011レポート

2012年3月

乳がんの学会として、国際的に、もっとも有名な学会の1つサンアントニオ乳がんシンポジウム。進行・転移性乳がんに対して、有望な治療成績が相次いで発表された。新たな標準治療となる可能性も出てきた。実臨床が変わる可能性HER2陽性の進行・転移性乳がんで、実臨床が変わる可能性が出てきた。その可能性をもたらしたのが、クレオパトラと呼ばれる多施設で行われた国際共同試験(第3相臨床試験)だ。 この試験の対象は、「...

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注意したい「顎骨壊死」。歯の治療は先に終わらせておこう 骨転移が起こっても、上手に乗り切るコツ

2012年3月

骨転移治療は いろいろな方法があるので、 あきらめないでほしいと語る 村岡篤さん ビスホスホネート製剤の登場で、骨転移による痛みはかなりコントロールできるようになった。ただ、ここで重要なのが、いかに副作用に気をつけながら、骨転移とうまく付き合っていくかということ。骨転移をしても治療をうまく乗り切るコツとは? 約3割に骨転移 [乳がんが骨転移しやすい部位] がんという病気は、進行する過程で転移を起...

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機器も進化。いびつな形のがんにも照射可能に ガンマナイフによる脳転移治療の今 日々の暮らしを実現する強力な武器

2012年3月

ガンマナイフ治療の第一人者、 林基弘さん 乳がんの手術の2年半後に脳転移に見舞れた乳がん患者の石見雅美さん。その脳転移の治療に彼女は、治療後の生活を優先して、ガンマナイフによる治療法を選択した。その治療の現場を取材した。 医師と治療に全幅の信頼 治療後、笑顔の石見さん。今後は石見さんの全身のフォローが上手くできれば、以前と変わりない生活を送ることができるという 昨年11月中旬のある日^...

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フェソロデックスの登場で閉経後進行再発乳がんのホルモン療法が変わる QOLの高い状態を長く保つ新しい乳がんのホルモン療法

2012年3月

乳がん治療の オピニオンリーダーとして著名な 岩田広治さん 閉経後進行再発乳がんのホルモン療法に、これまでとは作用の仕方が異なる治療薬が登場した。エストロゲン受容体そのものを減少させるこの新薬は、1次治療が効かなくなった後の2次治療において、より長期にがんの増殖を抑えてくれるという。 ホルモン療法を長く継続するのが治療の原則乳がんのホルモン療法は、患者さんが閉経前か閉経後かによって、治療内容が異な...

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アバスチンの適応拡大が、進行・再発乳がん治療にもたらす意義とは? 症状を抑え、QOLを高く保つ再発乳がん治療の基本を目指す

2012年3月

乳がん治療の専門家である 中村清吾さん アバスチンを用いた乳がん治療は、乳がんの進行を抑える期間をこれまでの2倍に延長した。 そのアバスチンが、トリプルネガティブ乳がんや、ホルモン剤が効かなくなったホルモン陽性乳がんへの新たな治療法として、2011年9月にわが国で保険適応となった。 進行・再発乳がんの治療の基本はより良い状態をより長く乳がんの薬物治療は、大きく2つに分けられる。1つは、手術後に...

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アンスラサイクリン系とタキサン系抗がん剤を上手く使った術前・術後治療がカギ 治療に希望が。トリプルネガティブ乳がん最新情報

2012年3月

将来的にはトリプルネガティブ でも、タイプに応じた治療法が 開発されるかもしれないと話す 大野真司さん ホルモン療法も抗HER2療法も効かず、治療が難しいとされてきたトリプルネガティブ乳がん。 しかし、最近の研究によれば、次第に効く抗がん剤も明らかになりつつあり、3人に1人はがんが消失するまでになるという。 治療が限られている乳がん [トリプルネガティブ乳がんの割合] トリプルネガティブと呼ばれ...

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分子標的薬を含む新薬の登場で生存期間は2倍に よりよい生活を目指して進行大腸がんの分子標的治療

2012年2月

化学療法の専門家である 聖マリアンナ医科大学の 朴成和さん アバスチン、アービタックス、ベクティビックス。この3種類が、大腸がん治療の分子標的薬だ。 従来の抗がん剤治療に併用することで、切除不能進行大腸がんの生存期間を延ばしている。 治療方法が確立するなか、これらの分子標的薬がそれぞれの患者さんの治療にどのようにかかわるのか整理してみよう。 3種の分子標的薬が使えて生存期間が延長 [分子標的...

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長期照射による療法で20%ががん消失 直腸がんの術前化学放射線療法で、予後・QOLが改善

2012年2月

「生存率を上げている 化学放射線療法がもっと 普及して欲しい」と話す 貞廣荘太郎さん 直腸がんの治療は手術が中心だが、欧米では2期、3期については放射線と抗がん剤を一緒に用いる化学放射線療法を手術前に行うのが標準治 療として行われる。日本でもこの治療を行う医療機関が増えている。その理由とは──。 局所再発をいかに抑えるか直腸は、骨盤と呼ばれる狭い空間に位置しています。...

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